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二見文庫

官能シリーズ

私の彼は左向き

著:葉月 奏太

紙版

内容紹介

「曲がり方が違うの。ほら」

「向き」によって、今夜のやりかたが変わる……最先端の書下し官能エンタメ!


ある日病室で目覚めた辰樹。看護師によると、半年間眠り続けていたという。
弟の寅雄と交通事故にあい、彼の臓器を移植することで一命をとりとめたらしい。
その後、カノジョとセックスするのだが、今までと変化が。
時間をかけるようになり、さらに右向きだった肉茎が時に左になったかと思うと、違うセックスになるのだったが──最前線の官能エンタメ書下し!


◆ 著者について
葉月奏太(はづき・そうた)
1969年神奈川県横浜市生まれ。
2011年、『蜜会 濡れる未亡人』(竹書房ラブロマン文庫)で官能長編デビューを果たす。
『二階堂家の兄嫁』『襖の陰 二階堂家の兄嫁(二)』『赤い稜線 二階堂家の兄嫁(三)』(以上、双葉文庫)という三部作での、重厚なストーリーと艶やかな描写で多くの読者を獲得する。
一方で、『奥さん、透けてますけど。』『奥さん、入りますけど。』『君の縄。』『人妻 やりたいノート』『いきなり未亡人』『もうひとりの妻』『夢か現か人妻か』『人妻のボタンを外すとき』(以上、二見文庫)など、ユニークな設定で官能の可能性を一気に広げた作品が、新しいエンタメ官能として評判を呼んでいる。他に著書多数。

目次

第 1 章 いつもと違うやり方 …… 7
第 2 章 左に向くペニス …… 67
第 3 章 人妻ナースの献身 …… 113
第 4 章 今日は普通に── …… 171
第 5 章 ひとりじゃない …… 232


(……ん?)
 己の股間を見おろして、微かに首をかしげる。
 勃起したペニスがほんの少し左に曲がっていた。以前は屹立すると右に曲がっていたのに、どうして今日に限って違うのだろうか。不思議に思いながらも彼女の膝を割り開き、脚の間に陣取った。
「おっ……」
 茉莉奈の陰唇を目の当たりにして、思わず息をのんだ。
 サーモンピンクの割れ目は愛蜜でぐっしょり濡れており、肉唇の狭間から新たな汁が次々と染み出していた。
「こんなに濡らして……」
 辰樹の視線は女陰に釘付けになった。
 これまで何度も見たことがあるのに、はじめて目にしたような衝撃を受けている。愛蜜にまみれた二枚の花びらに視線が惹きつけられて、もう目をそらすこと
ができなかった。
「そんなに見ないで……久しぶりだから、恥ずかしいわ」

著者略歴

著:葉月 奏太
葉月奏太(はづき・そうた)
1969年神奈川県横浜市生まれ。
2011年、『蜜会 濡れる未亡人』(竹書房ラブロマン文庫)で官能長編デビューを果たす。
『二階堂家の兄嫁』『襖の陰 二階堂家の兄嫁(二)』『赤い稜線 二階堂家の兄嫁(三)』(以上、双葉文庫)という三部作での、重厚なストーリーと艶やかな描写で多くの読者を獲得する。
一方で、『奥さん、透けてますけど。』『奥さん、入りますけど。』『君の縄。』『人妻 やりたいノート』『いきなり未亡人』『もうひとりの妻』『夢か現か人妻か』『人妻のボタンを外すとき』(以上、二見文庫)など、ユニークな設定で官能の可能性を一気に広げた作品が、新しいエンタメ官能として評判を呼んでいる。他に著書多数。

ISBN:9784576201658
出版社:二見書房
判型:文庫
ページ数:288ページ
定価:719円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年10月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ