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中公文庫

国富論 Ⅱ

著:アダム・スミス

紙版

内容紹介

スミスは資本主義社会における人間の本性と社会的生産力の全構造を究め、「見えざる手」に導かれる社会原理を明らかにして経済学に体系を与えた。この古典経済学と近代自由主義の原典に、独自の要約的小見出しや詳細な訳注を配して甦らせた邦訳の決定版。

Ⅱ巻には第三篇、第四篇を収録。資本投下の「自然な順序」を逆転させた国家による経済活動の政策的介入の歴史を究明し、重商主義を徹底的に批判する。【全三巻】


定評あるロングセラー翻訳書を厳選し、読みやすくした新版

著者略歴

著:アダム・スミス
アダム・スミス

一七二三-九〇年。イギリスの経済学者。古典派経済学の祖。スコットランドの港町カコーディ生まれ。グラスゴー大学に学び、道徳哲学者F・ハチソンの影響を受けた。オックスフォード大学中退。グラスゴー大学の倫理学教授、道徳哲学教授を経て、同大学総長に選任された。著書に『道徳感情論』がある。


大河内一男

一九〇五年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。東大教授、同総長を経て、東大名誉教授。日本学士院会員。経済学博士。アダム・スミスの会会長。社会思想史・労働問題専攻。『著作集』(全五巻)など著編訳書が多数ある。八四年没。

ISBN:9784122069831
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:632ページ
定価:1350円(本体)
発行年月日:2020年10月
発売日:2020年10月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA