出版社を探す

アジェンダ 未来への課題 68

もう原発は終わりにしよう!

編:アジェンダ・プロジェクト

紙版

内容紹介

今号の特集では、福島原発事故から九年を迎え、原発をめぐる日本の状況を改めて分析し、国が一刻も早く脱原発に舵を切るべきことを訴えています。内容は、福島原発告訴団団長の武藤類子さんのインタビューをはじめ、事故収束・廃炉作業中の福島第一原発の現状、東京電力刑事裁判と一審不当判決、国の原子力政策の根幹とされてきた核燃料サイクル政策の破たん、新定期点検制度問題、関電原発マネー不正還流問題など、この一年の特徴的な動きを取り上げています。また、関西電力をはじめ旧電力会社が進める石炭火力発電が、世界的に問題になっている気候変動に与える悪影響についても、原発と関連させる意味で取り上げました。また、玄海原発をめぐる4つの裁判の状況や、福島原発事故の収束作業に携わった労働者の被ばく労災損害賠償裁判、女川2号炉再稼働審査などを問う院内ヒアリング集会、高浜原発現地抗議行動の報告なども掲載しました。

目次

・インタビュー 武藤類子さん(福島原発告訴団団長/ひだんれん共同代表)
 「福島はオリンピックどごでねぇ」  東電刑事裁判不当判決を許さない
・伴 英幸  事故から九年、廃炉作業が抱える困難            
・山田清彦  核燃料サイクル政策破たんについて           
・海渡雄一  原発推進の腐敗した実態を白日のものとする関電工事代金還流事件
・石丸初美  玄海原発  3・11をはさんで四つの裁判闘争       
・長沢啓行  四月施行の「新検査制度」は原発重大事故の危険を引き寄せる   
・山本 元  今、なぜ石炭火力が問題なのか?

ISBN:9784434271953
出版社:アジェンダ・プロジェクト
判型:A5
ページ数:104ページ
定価:600円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月28日