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きもの解体新書 日本文化から学ぶ、多くのこと

著:中谷 比佐子

紙版

内容紹介

きもの文化研究家がいま伝えたい、きものの楽しみ

きものを知ることで見える日本の姿
「素材」「身体」「名称」「作法」「経済」
日本人が育んだ技術と教養が詰まっている。

きものを着るだけで、学んだことのなんと多いこと。

色の組み合わせを自然から学び、
仕立てから循環思想を、
素材から蚕の生態と医療の効能、神事を、
着ることで自分自身の骨や筋肉、身体の動きを、
着物を購入することで流通を学ぶ。
日本のあらゆる文化経済、歴史まで教わりました。

一つひとつの着物の宝を解体してお届けしよう、
というのがこの本の趣旨です。

目次

第1章 全てのきものは「素材」が大切
第2章「身体」を知り自由に楽しむ
第3章 きものの正しい「名称」を覚える
第4章「作法」で美しい振る舞いを
第5章 きものは「経済」を教えてくれる

著者略歴

著:中谷 比佐子
きもの文化研究家、きものエッセイスト、きものジャーナリストとして活躍。大分県出身。共立女子大学文芸部卒業。女性誌の編集記者を経て「秋櫻舎」を設立。きもの季刊誌『きもの秋櫻』を発行。「きものが私をどう変えるか」というきっかけからきものを着続けて五十五年。きものを切り口に日本の文化、日本人の考え方の基本、美意識を学び伝承している。農林水産省蚕糸業振興審議会委員として、国産シルクブランドの開発に携わる。平成二十五年「蚕糸功績賞」を財団法人大日本蚕糸会、正仁親王より拝受。『きものサロン』などのきもの雑誌の企画・監修、執筆。「きものという農業」「麁服と繪服」など著者多数。

ISBN:9784394990055
出版社:春陽堂書店
判型:4-6
ページ数:218ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2020年10月
発売日:2020年10月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WJF