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岩波現代文庫 文芸328

冬の蕾

ベアテ・シロタと女性の権利

著:樹村 みのり

紙版

内容紹介

想像してみてください。個人よりも家や家族が重んじられ、女性はつねに男性に従い、選挙権もなかった時代を。敗戦によって、そうした冬の時代に憲法の男女平等条項という一つの「蕾」がもたらされました。本書は、この条項を起草したベアテ・シロタの生涯をたどる名作漫画です。現代日本を生きる女性たちを描いた三つの短篇を併せて収録します。(解説:田嶋陽子)

目次

冬の蕾
 あとがき
 解 説……………田嶋陽子
 参考資料

あなたとわたし
花子さんの見た未来?
今日の一日の幸

著者略歴

著:樹村 みのり
樹村みのり(Minori Kimura)
1949年埼玉県生まれ。漫画家。作品集に『悪い子』『海辺のカイン』『母親の娘たち』『菜の花畑のむこうとこちら』(以上、ヘルスワーク協会)、主な作品に『ポケットの中の季節』(小学館)、『見送りの後で』『彼らの犯罪』(以上、朝日新聞出版)などがある。

ISBN:9784006023287
出版社:岩波書店
ページ数:204ページ
定価:1100円(本体)
発行年月日:2020年10月
発売日:2020年10月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LND