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くまのこのるうくんとおばけのこ

作:東 直子
画:吉田 尚令

紙版

内容紹介

すべての見開きに、挿絵が入りますので、はじめての1人読みにもぴったりです。
年齢の目安 一緒に読んであげるなら:4歳から 1人で読むなら:6歳から

一緒だったのは一日だけ。でも、ふたりの友情はずっと特別。

 るうくんは天気のよいある日、さんぽに出かけます。「こんな日は、ぽんぽん山にのぼろう」と、山へ向かう途中、ぶつかった何か。それは、おばけのこでした。仲良くなったふたりは一緒にぽんぽん山にのぼることにします。
 お互いをはげましながら、ふたりは山をのぼっていきます。途中、分かれ道に差しかかり、おばけのこが言います。「両方の道を行ってみようよ」 ふたりは別々の道を進んで、頂上で会おうと約束しました。
 先に頂上についたのは、るうくん。おばけのこを待ちますが、だんだん日が沈んでいきます。一方、おばけのこは、るうくんのことを思いながら、苦手な坂道を懸命にのぼります。ふたりは無事に頂上で出会えるのでしょうか。

 人気歌人・東直子さんがやわらかい言葉で紡ぐ、やさしく、どこか切ないお話に、人気絵本作家・吉田尚令が絵を添えます。すべての見開きに挿絵が入りますので、親子で読むのにも、はじめての1人読みにも、ぴったりです。

著者略歴

作:東 直子
歌人・小説家。児童書や絵本の著作も多く、幅広いフィールドで活躍している。第7回歌壇賞受賞。『いとの森の家』(ポプラ社)で坪田譲治文学賞を受賞。主な歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』、小説に『とりつくしま』(いずれもちくま文庫)、『晴れ女の耳』(角川文庫)、絵本や児童書に『キャベツちゃんのワンピース』(絵・わたべめぐみ あかね書房)、『そらのかんちゃん、ちていのコロちゃん』(絵・及川賢治 福音館書店)、『あめぽぽぽ』(絵・木内達朗 くもん出版)などがある。
画:吉田 尚令
イラストレーター。書籍の装画や絵本などを手がける。絵本に『悪い本』(作・宮部みゆき)『希望の牧場』(作・森絵都)『パパのしごとはわるものです』(作・板橋雅弘/いずれも岩崎書店)、『わたしおべんきょうするの』(作・角野栄子 文溪堂)、『星につたえて』(作・安東みきえ アリス館)、『はるとあき』(作・斉藤倫 うきまる 小学館)、挿絵に「雨ふる本屋」シリーズ(作・日向理恵子/ともに童心社)などがある。

ISBN:9784774330716
出版社:くもん出版
判型:A5
ページ数:80ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2020年10月
発売日:2020年10月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ