下津井電鉄 忘れられない情景、忘れたくない情景
著:いのうえ・こーいち
紙版
内容紹介
岡山県、瀬戸内海に面したかつての漁港、下津井から延びる軽便鉄道、下津井電鉄。
戦後間なしに電化を果たし、めずらしい軽便の電化路線として1990年まで存続した。
ガソリンカーを改造した電車とともに、当時の流行を取入れた1960年代当時の「新車」も増備し、注目を集めた。
晩年は観光路線への転換を試みるも、最終的には「瀬戸大橋」の開通とともにその使命を奪われ、廃線となった。
いまでも会社は存続し、バス営業やホテル事業を展開している。
本書は下津井電鉄の晩年の情景を伝えるとともに、車輌各車の解説、変遷のようすなどを詳述する。
鉄道好き、模型好きのみならず、広く一般にも訴求する昭和の佳き時代を偲ぶ保存版。