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マンガ万歳 画業50年への軌跡

シリーズ時代を語る特別版 矢口高雄編

編著:秋田魁新報社
著:矢口 高雄

紙版

内容紹介

漫画家・矢口高雄さんが、秋田魁新報の聞き書きシリーズに登場。加筆・修正し、画業50周年記念の特別版として書籍化しました。
矢口さんは秋田県横手市の出身。本書では、雪深い山里で育った農家の長男が、いかにして漫画界の巨匠になったのか―。波乱万丈の漫画人生を語り尽くします。
矢口さんお気に入りの短編マンガ作品や、未完の作「雨沼の鱗剝ぎ」の未公開原画も盛り込みました。


矢口さんは2020年11月20日に亡くなられました。
本書は晩年の矢口さんが人生を語る、貴重な聞き書きになりました。
ご冥福をお祈りいたします。

目次

〇プロローグ
〇狙半内に生まれて
  雪に埋まるおらが村
  夜に母とカジカ突き
  納豆1粒でご飯3口
  留守がちだったおやじ
  みそが食べられない
  弟を奪った百日ぜき
〇忙しかった少年時代
  たちまち手塚中毒に
  チョウには森が必要
  これはきっと新種だ
  「脚」が死ぬと叫ぶ母
  母のにおいは麻酔薬
  一度きりの不正行為
  学級新聞で漫画連載
  転職から一転、進学へ
〇描き続けた銀行員時代
  牛後より鶏口となれ
  不足分を「9」で割れ
  妻のお金で野球観戦
  「カムイ伝」で血騒ぐ
  「長持唄考」が初入選
  「そんなもの」で発奮
  三十路で新たな挑戦
〇漫画家の道、疾走
  原作の巨匠と新連載
  「鮎」でプロデビュー
  今日から君は「矢口」
  「幻の怪蛇」大ヒット
〇三平君と共に歩む
  「釣りキチ三平」登場
  晴れ舞台に両親招く
  ペテン師にやられた
  カラー原画、毎月届く
  三平君と一緒に成長
  漫画が旧友の刺激に
〇題材はふるさとにあり
  教科書に初めて掲載
  漫画で事実を〝予言〟
  心の古里は清涼剤だ
  恨み呪った雪、恋しい
  生まれ故郷こそ強み
〇高まる漫画への評価
  漫画にも上手と下手
  72歳で創作に終止符
  未完の作は「鱗剝ぎ」
  まんが館の創設提案
  原画は貴重な文化財
〇お気に入りの1作
  ユリッペにドキドキ
〇年譜
  矢口高雄 略年譜

ISBN:9784870204140
出版社:秋田魁新報社
判型:4-6
ページ数:166ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA