二見文庫
官能シリーズ
ネトラレ妻 夫の前で
著:霧原 一輝
内容紹介
部下の筆下ろしをしてやってくれ。
──ある日、男は妻と他人の行為で興奮することに気づいた。
新たな世界に導く、書下し回春官能!
48歳の功太郎は、再婚相手の翔子を前に肉体的な衰えを感じ始めていた。
その上、翔子が他の男に貫かれ、喘いでいるところを想像すると、昂奮するようになってしまったのだ。
自分の性癖に気づいた彼は、部下を自宅に泊めた際に、翔子に「誘惑して筆下ろししてやれ」と伝え、いやいや応じた翔子と部下のセックスに快感を見出すのだが……。
書下し回春エロス!
◆ 著者について
霧原一輝(きりはら・かずき)
1953年愛知県生まれ。早稲田大学文学部卒業。エロスを追求しながらさまざまな文筆業を続け、2006年『恋鎖』(双葉文庫)でデビュー。
その後も「大人の男性が元気になる官能小説」をテーマに執筆。読者の熱い共感を得る。
主な著書として「嫁シリーズ」三部作『息子の嫁』『弟の嫁』『うちの嫁』や『未亡人の長い夜』『嫁は未亡人』『若い後妻と息子の嫁と』『嫁の寝姿』『かわいい嫁』『みんなの嫁』
『高慢女性課長』『生保レディ 契約ください』『人妻は昼顔夫人』『愛と欲望の深夜バス』『家政婦さん、いらっしゃい』『回春の桃色下着』(以上、二見文庫)、『居酒屋の女神』(双葉文庫)ほか多数。
目次
第 1 章 最愛の妻に無理な要求 …… 7
第 2 章 部下の童貞を奪え …… 56
第 3 章 部長妻は生け花師範 …… 94
第 4 章 目隠しされた恋人 …… 143
第 5 章 接待は夫婦交換で …… 182
(最初から大胆すぎるだろう!)
功太郎は妻の豹変ぶりに驚いた。
翔子は口移しを終えても、キスをつづけている。唇を合わせながらも、下腹部のものを握りしごいているのが、プリーフの動きでわかる。
そして、君塚は唸りながら、腰を突きあげはじめた。
(気持ちいいんだろ? 翔子は手コキが上手だからな)
その感触を体が思い出したのか、功太郎のイチモツも力を漲らせはじめた。パジャマのズボンのなかに手をすべり込ませて、それを握る。
(やはり勃起してきた!)
翔子がキスをやめて、言った。
「君塚さんは、童貞なんですってね? うちの人が言っていたけど?」
「はい、二十三にもなって……」
「女の子にモテると思うけど?」
そう語りかけながら、翔子は君塚のイチモツを握りしごいている。自分と接するときとは違って、すごく積極的だ。