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絶体絶命文芸時評

著:佐々木 敦

紙版

内容紹介

批評から創作へ

映画の人、音楽の人、演劇の人、そして文学の人へ。多面体ゆえに球はどこからでも飛んでくる。しかもいつも真剣勝負だ。長年の批評者から創作者へと切り込んだ彼の時評は、核心を突く。創作の道で迷ったら読んでほしい。

佐々木敦、たぶん最後の文芸時評。


文芸時評をやるにあたっての私の方針は、とにかく愚直に(頑固に?)、なるべく小説を取り上げていこう、ということだった。まずは何を措いても「小説」を評さなくてはならない。文芸誌には文芸誌にしか載らないような、或る種の(この「或る種の」が問題なのだけど)小説が載っている。私はそれをとても興味深く、好ましいことだと考えている。
(著者あとがきより)

目次

時評
 2015   
 2016  
 2017   
 2018  
 2019   
 2020
「あたらしい小説」のために 今村夏子論 
私的平成文学クロニクル
文芸評論
批評から創作へ 倉本さおり×佐々木敦
あとがき

著者略歴

著:佐々木 敦
1964年名古屋市生まれ。HEADZ主宰。文学ムック「ことばと」編集長。芸術文化の複数の分野で活動。執筆した論考、著書とも多数。広義の文芸評論の著作として『絶対安全文芸批評』『文学拡張マニュアル』『小説家の饒舌』『批評時空間』『シチュエーションズ』『あなたは今、この文章を読んでいる。』『ニッポンの文学』『例外小説論』『筒井康隆入門』『新しい小説のために』『「小説家」の二〇年「小説」の一〇〇〇年』『私は小説である』『これは小説ではない』がある。
2020年8月、過去十数年の単行本未収録批評を集成した『批評王』が刊行された

ISBN:9784863854154
出版社:書肆侃侃房
判型:4-6
ページ数:336ページ
価格:2000円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ