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寄生虫病学

第3版

獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠

監:日本獣医寄生虫学会

紙版

内容紹介

新情報を大幅に追加して、より充実した内容にアップデートした最新版。

寄生虫学・寄生虫病学の概要や診断のための検査法に加え、原虫・吸虫・条虫・線虫・鉤頭虫・節足動物それぞれについて、総論では分類や形態学的特徴、各論では生活環・疫学・病態・診断・対策などを解説。豊富な図版で、視覚的に理解できるようにまとめた、入門書として最適な一冊。

【「改訂版」(2017年3月発行)からの主の変更点]】
●平成24年度版の獣医学教育モデル・コア・カリキュラムに、令和元年度版のコア・カリキュラムの内容を加えてアップデートした最新版。
●「鉤頭虫」の章を新たに加えたほか、寄生虫の掲載項目を27項目追加。
●一般目標や到達目標に、平成24年度版コア・カリキュラムのもの、令和元年度版コア・カリキュラムのもの、新旧共通のものとわかるように、アイコンをつけ視覚的にわかりやすく紹介。
●令和元年度版コア・カリキュラムで追加された種に加え、獣医師国家試験出題基準(平成26年改正)の範疇の種も追加しており、国家試験に向けての学習にも役立つ。

目次

第1章 寄生虫学・寄生虫病学総論
寄生について
寄生虫の分類と獣医寄生虫学・寄生虫病学の対象寄生虫
寄生虫の同定と学名
宿主のカテゴリー分け
人獣共通寄生虫
寄生虫の伝播
宿主体内および体外における寄生虫の増殖
発育と生殖(増殖)様式
寄生部位と体内移行
線虫の発育停止
プレパテントピリオド、パテントピリオド
寄生虫に対する免疫応答および感染防御
病原性
化学療法剤(駆虫薬)
予防対策

第2章 原虫
原虫総論
原虫各論Ⅰ(Amoebozoa およびExcavata:旧肉質鞭毛虫類)
原虫各論Ⅱ(SAR(アピコンプレックス類))
原虫各論Ⅲ(Opisthokonta(微胞子虫類))
原虫各論Ⅳ(繊毛虫類)

第3章 吸虫
吸虫総論
吸虫各論

第4章 条虫
条虫総論
条虫各論

第5章 線虫
線虫総論
線虫各論Ⅰ(双腺綱:有ファスミッド綱)
線虫各論Ⅱ(双器綱:無ファスミッド綱)

第6章 鉤頭虫
鉤頭虫総論
鉤頭虫各論

第7章 節足動物
節足動物総論
節足動物各論Ⅰ(ダニ)
節足動物各論Ⅱ(昆虫)

第8章 検査法
寄生虫感染における診断の意義
生体に対する検査法
剖検における内部寄生虫検査法
標本作製法

ISBN:9784895315692
出版社:緑書房
判型:B5
ページ数:276ページ
定価:5000円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MZ