出版社を探す

ブループリント 「よい未来」を築くための進化論と人類史 下

著:ニコラス・クリスタキス
訳:鬼澤 忍
訳:塩原 通緒

紙版

内容紹介

「生物学」×「社会科学」が、コロナ後の世界を切り拓く。ラスト2章に瞠目せよ!
人類の本質は「善」であり、分断と格差は乗り越えられる――。進化生物学、人類学、歴史学、ネット―ワーク理論などの研究成果を総動員。人類の未来に捧げる前代未聞の「希望」の書! 全米最新ベストセラー、待望の邦訳。

「人々がつながるウェブ時代の土台は『進化』がつくった。人間は『適者生存』を超えて助けあう種なのだということを、本書は教えてくれる」
——マーク・アンドリーセン(アンドリーセン・ホロウィッツ創業者/Netscape開発者)

「分断と格差の時代において、本書は『科学』と『人類史』を『希望のメッセージ』に昇華させている」
——伊藤穰一(MITメディアラボ前所長)

「本書は『人類』についてのあなたの見方を変えるだろう」
——ニーアル・ファーガソン(スタンフォード大学フェロー/歴史学者)

「社会が機能するために不可欠なものとは何か。その起源とは。本書によれば、カギとなるのは『社会性一式(ソーシャル・スイート)』だ。エビデンスに基づく楽観主義に、実に勇気づけられる」
――『エコノミスト』誌

「国境が閉じられ、人間の見かけの違いが世界をゆるがす現代。クリスタキスはあらゆる文化と地域を横断し、われわれには相違点より共通点のほうがずっと多いのだと思い出させてくれる。本書はどんなコミュニティと社会的ネットワークがわれわれの成功と失敗を左右するのかを明らかにし、人類が築き上げてきた経験の普遍性を称える。これほど説得力があり、心をとらえて離さない本はない」
——アルバート=ラズロ・バラバシ(ノースイースタン大学教授・『新ネットワーク思考』)

「ソーシャル・ネットワークが加速する21世紀を生きるうえで、クリスタキスは欠かせない案内役であり、本書ほど役に立つ本はない。新しい社会と制度をつくるための最重要文献だ」
——ジョナサン・ハイト(ニューヨーク大学教授・『社会はなぜ左と右にわかれるのか』)

「あなたが人間の本性を理解していると思うなら、よく考えてほしい。本書はあなたの目を開くはずだ」
——キャス・サンスティーン(ハーバード大学ロースクール教授・『実践行動経済学』)

著者略歴

著:ニコラス・クリスタキス
イエール大学ヒューマンネイチャー・ラボ所長、およびイエール大学ネットワーク科学研究所所長。医師。専門はネットワーク科学、進化生物学、行動遺伝学、医学、社会学など多岐にわたる。1962年、ギリシャ人の両親のもとアメリカに生まれる。幼少期をギリシャで過ごす。ハーバード・メディカルスクールで医学博士号を、ペンシルベニア大学で社会学博士号を取得。人のつながりが個人と社会におよぼす影響を解明したネットワーク科学の先駆者として知られ、2009年には『タイム』誌の「世界で最も影響力のある100人」に、2009年~2010年には2年連続で『フォーリン・ポリシー』誌の「トップ・グローバル・シンカー」に選出されるなど、アメリカを代表するビッグ・シンカーの1人。2020年の新型コロナウイルス感染拡大に際しては、感染経路対策を『ネイチャー』誌などで発表し、大きな注目を集めている。本書『ブループリント』は、一般読書界や学術界のみならず、ビル・ゲイツ、エリック・シュミット、マーク・アンドリーセンらビジネス界のトップランナーからも熱烈に支持され、ニューヨークタイムズ・ベストセラーを記録している。
訳:鬼澤 忍
翻訳家。埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了。訳書にサンデル『これからの「正義」の話をしよう』『それをお金で買いますか』、アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』(以上、早川書房)、クリスタキス&ファウラー『つながり』(講談社)、シャイデル『暴力と不平等の人類史』(共訳、東洋経済新報社)ほか多数。
訳:塩原 通緒
翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒業。訳書にホーキング『ホーキング、ブラックホールを語る』、リーバーマン『人体600万年史』(以上、早川書房)、シュミル『エネルギーの人類史』(青土社)、ピンカー『暴力の人類史』(共訳、青土社)、シャイデル『暴力と不平等の人類史』(共訳、東洋経済新報社)ほか多数。

ISBN:9784910063119
出版社:ニューズピックス
判型:4-6
ページ数:344ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB