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講談社現代新書

未来の医療年表 10年後の病気と健康のこと

著:奥 真也

紙版

内容紹介

医療未来学の第一人者が描く、病気と医療の未来予想図、そして健康にまつわる新常識

2025年 初の本格的認知症薬誕生
2025年 病院へのフリーアクセス廃止
2030年 AI診察が主流に
2030年 感染症の脅威から解放
2032年 安楽死法制定
2035年 ほとんどのがんが治癒可能に
2040年 神経難病克服
2040年 糖尿病解決

★イノベーションで変わる医療
・人間不要! 診察の主役はAIドクターに
・効く理由はわからなくてもOK! ビッグデータ創薬
・不整脈も血糖値もうつ病も、スマホでかんたん測定
・非医療系企業も続々参入! 医療ビジネスは巨大市場に

★健康にまつわる新常識
・医者と患者で「治る」の意味が違う?
・自前の臓器は「節約」が得策
・60代からは小太りが健康長寿の秘訣
・おススメはゆるい運動

★日本のガラパゴス医療が生き残る道
・日本は世界の「二番手」でいるのが巧みなやり方
・日本のお手本は「医療情報管理先進国」エストニア
・外国人観光客への医療提供を本気で考える時期に
・日本流「おもてなし」クラウドで世界へ

目次

はじめに
1 未来の医療ロードマップ
(1) 未来の病気年表
(2) イノベーションが変える医療の体制
2 病と健康をめぐる常識/非常識
(3) 本当の「健康」って何?
(4) 日本人の貧しい医療リテラシー
3 ガラパゴスな日本の医療と世界のスタンダード
(5) ガラパゴスな日本の医療
(6) これが医療の世界標準
おわりに

著者略歴

著:奥 真也
1962年、大阪府生まれ。医師、医学博士。経営学修士(MBA)。大阪府立北野高校を経て、東京大学医学部医学科卒。英レスター大学経営大学院修了。専門は放射線医学、核医学、医療情報学、医療未来学研究。東京大学医学部附属病院放射線科に入局後、フランス国立保健医学研究所(INSERM)に留学。東京大学医学部附属病院22世紀医療センター健診情報学講座准教授、埼玉医科大学総合医療センター放射線科准教授、会津大学先端情報科学研究センター教授などを務める。その後、ビジネスの世界に転じ、製薬会社、薬事コンサルティング会社、医療機器メーカーに勤務。埼玉医科大学総合医療センター客員教授。創薬、医療機器、新規医療ビジネスに造詣が深い。著書に『放射線を超えて』(SCICUS、2012)、『Die革命』(大和書房、2019)など。

ISBN:9784065211373
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD