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講談社文庫

禁じられたジュリエット

著:古野 まほろ

紙版

内容紹介

 「もはやオマージュを超えた次元で本格魂が炸裂してます」恩田陸氏

 退廃文学として禁書となっている「ミステリ小説」に触れてしまった女子高生六人。
 彼女ら「囚人」役と同級生二人の「看守」役は思想更生プログラムを強いられる。八人は協力して「監獄ごっこ」を乗り切るはずだったが、「囚人」と「看守」の対立は激化し、ついに悲劇が! 
 「書」の力を謳(うた)い上げたミステリ愛読者必読の書。
解説 有栖川有栖


目次

第1部 文學ト云フ事
第2部 ひからびた胎児 第2曲
第3部 ハンガリー舞曲 第5番(連弾)
第4部 グノシエンヌ 第4番
終 劇 夜想曲第20番 遺作
終 幕 bis

著者略歴

著:古野 まほろ
古野 まほろ(ふるの・まほろ)
東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部第三段階「Droit et Politique de la Securite」専攻修士課程修了。『天帝のはしたなき果実』で第35回メフィスト賞を受賞しデビュー。以降、長編推理小説を次々に発表。近著に『老警』『時を壊した彼女 7月7日は7度ある』などがある。

ISBN:9784065201695
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:640ページ
定価:1040円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ