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祥伝社文庫

銀杏手ならい

著:西條 奈加

紙版

内容紹介

子どもたちというのは、いつの世でも社会にとって「希望」なのだ――吉田伸子氏(書評家)。
『銀杏堂』の新米女師匠・萌の奮闘物語。

子に恵まれず離縁され、実家の手習所『銀杏堂(ぎんなんどう)』を継ぐことになった24歳の萌(もえ)。女先生と侮る悪童らに振り回されながら、忙しない日々を送っていた。ある朝、銀杏堂の門前に女の捨子を見つける。自身も血の繫がらぬ両親に愛情深く育てられた萌は、その子を「授かりもの」として育てることを決心するが……。
真っ直ぐに子どもと向き合い成長する、時代人情小説の傑作。

著者略歴

著:西條 奈加
1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。12年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞。15年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に『御師 弥五郎』『六花落々(りっかふるふる)』(以上祥伝社)、『猫の傀儡』『わかれ縁』『心淋し川』など多数。

ISBN:9784396346652
出版社:祥伝社
判型:文庫
ページ数:338ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ