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祥伝社文庫

草笛物語

著:葉室 麟

紙版

内容紹介

<蜩ノ記>を遺した戸田秋谷の死から十六年。羽根藩シリーズ、第五弾!
蒼天に、志燃ゆ。泣き虫と揶揄される少年は、友と出会い、天命を知る。
「若い世代に命が続くことをうたい上げた物語」文芸ジャーナリスト 内藤麻里子

羽根藩江戸屋敷に暮らす少年赤座颯太は、両親が他界して帰国、伯父水上岳堂の親友で薬草園番人の、檀野庄三郎に託される。国許では、藩の家督を巡り、世子鍋千代を推す中老戸田順右衛門と、御一門衆の三浦左近を推す一派が対立。やがて藩主吉通となった鍋千代が国入りし、颯太は陰謀渦巻く城に出仕するが……。『蜩ノ記』の十六年後を描く羽根藩シリーズ第五弾!

著者略歴

著:葉室 麟
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒。地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞し、文壇へ。07年、『銀漢の賦』で松本清張賞を、12年、本作と同じ羽根藩が舞台の『蜩ノ記』(祥伝社文庫)で直木賞を、16年、『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で司馬遼太郎賞を受賞。羽根藩シリーズの『潮鳴り』『春雷』『秋霜』(いずれも祥伝社刊)など60作を超える著作がある。17年12月逝去。

ISBN:9784396346645
出版社:祥伝社
判型:文庫
ページ数:336ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ