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祥伝社黄金文庫

京都の謎 東京遷都その後

著:高野 澄

紙版

内容紹介

天皇のいない京都に、東京とは違う“文明開化”が開花した!

学制発布以前に作られた小学校、日本最初の博覧会が京都で開かれた理由、時代の最先端だった琵琶湖疏水と水力発電、新京極は知事が開発した歓楽街だった……多彩な“日本初”とともに描く、京都人の知られざるパワー。

歴史が古いうえに、都市としての規模も大きいから、災難による傷の深さは他の都市とは比較にならない。そのたびに蘇生をくりかえしてきた京都だが、明治の維新という災難はそれまでとは次元も強度もちがう、途轍もなく甚大なものだった。
――これからの京都は、天子さまなしでやってゆかねばならない。
そうと気づくにも勇気が必要だったが、目を逸らしても仕方はない。どんな深刻な災難でもきりぬけられるはずだ。それは京都の歴史から汲みとれる教訓なのである。(「まえがき」より)

著者略歴

著:高野 澄
高野澄
1938年、埼玉県生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業後、立命館大学大学院で近代史を専攻。立命館大学助手を経て、歴史研究家・作家に。著書に『京都の謎』シリーズ、『伊勢神宮の謎』『古典と名作で歩く本物の京都』(すべて小社)、『新装版 井伊直政 逆境から這い上がった勇将』(PHP研究所)、『西郷隆盛語録』(角川書店)など、多数。

ISBN:9784396317898
出版社:祥伝社
判型:文庫
ページ数:360ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-E