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NHK出版新書 635

マルクス・ガブリエル 危機の時代を語る

著:丸山 俊一
著:NHK「欲望の時代の哲学」制作班

紙版

内容紹介

知の最前線5人との対話に、コロナ後の緊急インタビューも収載!

大反響のNHKEテレ『欲望の時代の哲学2020~マルクス・ガブリエル NY思索ドキュメント』書籍化の続編。日本でも話題のベストセラー作者クリスチャン・マスビアウやカート・アンダーセン、現代哲学の最前線に立つチャーマーズや世界的作家ケールマンらと、「新実在論」を掲げる思想界の旗手ガブリエルとの白熱の対話全5編を濃縮! さらにコロナ危機で急遽制作された、「欲望」シリーズの知性たちが世界の今を展望する『BS1スペシャル シリーズ コロナ危機 グローバル経済 複雑性への挑戦』での緊急インタビューも収載。「いま目撃しているのは新自由主義の終焉だ」と語るガブリエルの真意は?

目次

はじめに(丸山俊一筆)
第1章 コロナ危機と新自由主義の終焉(マルクス・ガブリエル緊急インタビュー)
第2章 「すべてがショー」というファンタジーを生きる(カート・アンダーセン×ガブリエル)
第3章 人文知なき資本主義は破綻する(クリスチャン・マスビアウ×ガブリエル)
第4章 科学主義的唯物論を乗り越える(デイヴィッド・チャーマーズ×ガブリエル)
第5章 ドイツ哲学を読め!(ダニエル・ケールマン×ガブリエル)
第6章 カラフルで複雑な民主主義へ(張旭東×ガブリエル)
おわりに(丸山俊一筆)

著者略歴

著:丸山 俊一
1962年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。ディレクターとして様々な教養エンタメ、ドキュメンタリーを手掛ける。その後プロデューサーとして「英語でしゃべらナイト」「爆笑問題のニッポンの教養」「ソクラテスの人事」「仕事ハッケン伝」「ニッポン戦後サブカルチャー史」「ニッポンのジレンマ」「人間ってナンだ? 超AI入門」など異色の教養番組を企画開発。現在も「欲望の資本主義」「地球タクシー」「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」ほか、時代の潮流を捉えた企画を生み続ける。現在、NHKエンタープライズ番組開発エグゼクティブ・プロデューサー。
著書に『結論は出さなくていい』(光文社新書)『14歳からの資本主義』『すべての仕事は「肯定」から始まる』(大和書房)、制作班との共著に『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』『同 Ⅱ』『AI以後――変貌するテクノロジーの危機と希望』(NHK出版新書)『欲望の資本主義』1―3『岩井克人「欲望の貨幣論」を語る』(東洋経済新報社)『欲望の民主主義』(幻冬舎新書)など。東京藝術大学客員教授、早稲田大学非常勤講師も兼務。

ISBN:9784140886359
出版社:NHK出版
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX