出版社を探す

読みなおす日本史

海からみた日本の古代

著:門田 誠一

紙版

内容紹介

古墳時代の日本は文字資料が乏しいが、東アジア海域には考古遺物を中心に様々な資料が残されている。渡来人がもたらした装身具や武器・武具、藤ノ木古墳と高句麗の王墓などから、日本の古代の国家、文化を再構築する。

目次

はじめに/考古学からみた国際関係(装身具と武器の語る国際関係〈耳飾りの政治性と対外関係/鷺ノ湯病院跡横穴の出土品/太環式耳飾りのもつ意味/太環式耳飾り副葬の意義/甲冑からみた地域圏/戦争による武器の移動/武器や馬具のもつ政治性〉/鉄素材の変遷と交易〈鉄器と鉄素材/斧形の鉄製器/工具から鉄素材か/鉄斧から鉄?へ/鉄と倭の五王の時代〉以下細目略/ヒスイ・日本と朝鮮半島との交易)海を越えた人々の残照(土器からみた集団の渡来/葬送習俗からみた渡来人)/東アジア世界の王権と秩序(冠からさぐる藤ノ木古墳の被葬者/高句麗の王墓と墓守り)/あとがき/古墳時代研究における東アジア的視点の展開

著者略歴

著:門田 誠一
1959年、大阪府に生まれる。1984年、同志社大学大学院文学研究科博士課程前期修了。現在、佛教大学歴史学部教授 ※2021年11月現在
【主要著書】『高句麗壁画古墳と東アジア』(思文閣出版、2011年)、『東アジア古代金石文研究』(法蔵館、2016年)、『海からみた日本の古代』(吉川弘文館、2020年)

ISBN:9784642071291
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2020年10月
発売日:2020年09月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ