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図解・空き家対策事例集ー「大量相続時代」の到来に備えて

著:松岡 政樹

紙版

内容紹介

〇本書は、空き家対策の事例を基にそのケーススタディーをしながら、具体的事例に即してより深く空き家問題を理解することができます。前著と併せて本書を読むことによって、実務的な解決能力を高めることが可能となっています。また、本書では空き家の利活用に当たっての官民協働はどうあるべきか、利活用しにくい空き家を活用する方法は何かなどの視点を提示します。多くの自治体職員に本書を手に取っていただき、具体的事例を材料にして、空き家問題に関する知見を深めていただくとともに、直接空き家問題に携わっている職員に置かれては、自らの実務における解決にも結びつくことを願っています。

目次

発刊に寄せて
はじめに
バーチャル区役所の空き家対策課職員紹介
空き家対策で実際に行った調査及び解決へのプロセス
第1章
建築基準法関係の事例集
事例 01 所有権争いとなったシロアリ発生源の空き家
事例 02 倒壊後も放置された空き家
事例 03 相続人不存在となった放置空き家
事例 04 無接道敷地で大規模の修繕等を行った空き家
事例 05 火事で焼け残り、ゴミの不法投棄場となった空き家
事例 06 東日本大震災の揺れで隣家に傾いた空き家
第2章
空家法関係の事例集
事例 01 電線に枝葉が絡まった空き家
事例 02 空き家所有者の行方が分らなくなった空き家
事例 03 敷地内の草木の繁茂が長年放置された空き家
事例 04 朽廃規定に基づき借地契約を終了させられた空き家
事例 05 地上げ屋の買収により是正措置が阻まれた空き家
事例 06 借地契約上の守秘義務が空き家対策を遅らせた事例
索引
おわりに
プロフィール

著者略歴

著:松岡 政樹
松岡 政樹(まつおか まさき) 中野区 都市基盤部 主任 (法学修士、行政書士有資格者) ≪経歴≫ ■1990年、中野区役所入区。 ■2010年、建築監察を行うなかで空き家対策に7年間従事。 ■2016年、中野区の空き家対策条例(案)の起草を手掛ける。 ■2017年、道路管理の部署に異動となり、現在に至る。 同年、東京都行政書士会空家対策特別委員会から空家対策研修用テキストの作成の要請を受け、研修講師を務める。

ISBN:9784875558453
出版社:公人の友社
判型:A5
ページ数:177ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2020年08月
発売日:2020年08月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF