文春文庫 さ-63-135
姥捨ノ郷
居眠り磐音(三十五)決定版
著:佐伯 泰英
紙版
内容紹介
身重のおこんを守るため、
裏高野の隠れ里へ!
将軍家の世嗣・家基の突然の死により
窮地に陥った速水左近は切腹こそ免れたが、
甲府勤番支配に転じることとなる。
それを知った今津屋の老分番頭・由蔵は
速水の屋敷へと急ぐ。
一方、身分を隠して尾張藩で暮らす
坂崎磐音と身重のおこんの前には
田沼一派の刺客が姿を現し、
磐音はさらなる逃避行を決意する。
追手の追跡を逃れるために、
磐音たちが目指した地とは……。