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中公新書ラクレ 696

思考の技術

エコロジー的発想のすすめ

著:立花 隆

紙版

内容紹介

本書は、「知の巨人」立花隆さんの記念すべきデビュー作の新装版。親本『思考の技術――エコロジー的発想のすすめ』(1971年、日本経済新聞社刊)は、90年に『エコロジー的思考のすすめ――思考の技術』として中公文庫化。その後17刷を重ねる強力ロングセラーとなっている。

このたび出版から50年目という節目に、「知の怪物」佐藤優さんによる長文解説を収録、「立花思考法の原点」として新装再刊する。

ウィズ・コロナの社会にあって、新しい生存戦略、発想の転換が求められている。本書が提唱するエコロジー的発想とは、「自然の英知で脳を鍛えよ」ということ。その主張は50年経てなお本質的だ。読みやすく、立花さんも文庫版あとがきで、「データこそ古くなっているものの、内容的にはいささかも古くなっていない。もっと多くの人に読んでいただきたい」と自信を示す一冊。

著者略歴

著:立花 隆
立花隆

1940年長崎県生まれ。64年、東京大学仏文科卒業後、文藝春秋に入社。66年に退社し、東京大学哲学科に学士入学。その後、評論家、ジャーナリストとして活躍。83年、「徹底した取材と卓越した分析力により幅広いニュージャーナリズムを確立した」として、菊池寛賞受賞。98年、第1回司馬遼太郎賞受賞。著書に『田中角栄研究 全記録』『日本共産党の研究』(講談社文庫)、『宇宙からの帰還』『脳死』(中公文庫)、『脳を鍛える』(新潮社)、『臨死体験』『天皇と東大』(文春文庫)など多数。

ISBN:9784121506962
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:272ページ
定価:860円(本体)
発行年月日:2020年08月
発売日:2020年08月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSAF