ベートーベンの真実
著:谷 克二
写真:鷹野 晃
紙版
内容紹介
ベートーベンの魅力は人間としての卓越した個性にあり、だれしもがそれに圧倒され、魅了される。彼の一生は自分自身との戦い、おのれの魂、おのれの信ずるものへの挑戦の連続だった。だからこそベートーベンが生みだした作品はまさに多面体であり、魂のうめきにも似た苦悩から生まれる歓喜の爆発、そして自然や人間に対する心やすらぐ賛歌に至るまで、無限のひろがりを人々に感じさせる。
「バッハは神に向かって作曲をし、モーツァルトは貴族に向かって作曲し、ベートーベンは人間に向かって作曲をした」といわれる、人間ベートーベンに迫る。
目次
はじめに ベートーベン、ボン、人々との交流
第一章 ボンという町、べートーベンの生い立ち、それを取り巻く人々
第二章 ハイドンへの師事、二人の時代感覚の差
第三章 難聴、そしてハイリゲンシュタットの遺書、不滅の恋人。その前後の時代
第四章 パスカラッティ・ハウス、〈傑作の森〉、そしてベートーベンを囲む女性達、(一八〇六~)
第五章 ゲーテ、甥のカール
第六章 スランプの時期から復活まで(一八一三~一八二四)
第七章 交響曲第九番・合唱付き、及び人生の終幕
第八章 最後の作品、四つの弦楽四重奏曲と『大フーガ』(一八二四~一八二七)
ISBN:9784044005696
。出版社:KADOKAWA
。判型:4-6
。ページ数:160ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2020年08月
。発売日:2020年08月07日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVM。