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抗路 7号

在日総合誌 特集 越境する「在日」

編:抗路舎

紙版

内容紹介

在日する人々の姿と現在を多様な視点から論じる総合誌。今号で7号となる。特集テーマは「越境する『在日』。他に小特集として「新型コロナウイルスと日韓関係」、「1950年代を考える」の2本。今号も多様な執筆者が登場する。
執筆者=崔徳考、趙慶喜、姜信子、尹慧瑛、文京洙、内田樹、郭辰雄、伊地知紀子、趙博、金村詩恩、水野直樹、廣瀬陽一。原佑介、小林聡明、李錦純、尹健次、櫻井信栄、金貴粉、康潤伊、高賛侑、ぱくきょんみ、凜七星、林茂澤、磯貝治良、金文男、裵昭。

目次

【特集 越境する「在日」】
東京からシェフィールドまで 崔徳孝
帰還と移住のあいだで――祖国で「在日」を生きる 趙慶喜
さよなら、アイデンティティ 姜信子
在英アイリッシュに出会うとき 尹慧瑛
【小特集① 新型コロナウイルスと日韓関係】
弔いの民主主義――パンデミックと韓国市民社会 文京洙
[座談会]パンデミック時代の世界と日韓関係 内田樹・郭辰雄・伊地知紀子・文京洙
「コロナ自粛」渦中の表現活動を考える 趙博
あの子の名前を呼んで 金村詩恩
【小特集② 一九五〇年代を考える 】
中野重治「雨の降る品川駅」の自己批判 水野直樹
共産党の武装闘争と在日朝鮮人二世 廣瀬陽一
朝鮮戦争反対運動における日本人と朝鮮人の出会い 原 佑介
CIA・米慈善団体・在日支援――一九五〇年代中葉を中心に 小林聡明
「在日」の高齢者 李錦純
「在日」は「宙づり」だと言われるが 尹健次
『対抗言論』創刊について 櫻井信栄
ハンセン病を撮り続けた写真家・趙根在のこと 金貴粉
聞き手を求めて――鷺沢萠の残した言葉から 康潤伊
この時代を生きる者として――「アイたちの学校」に込めた願い 高賛侑
[詩]一反のオモニ ぱくきょんみ
[短歌]一詠日和〈四〉 凜七星
[ 小説]ウチハマ、そしてチョーセン部落 林茂澤
[書評]『日本のなかの朝鮮 金達寿伝』(廣瀬陽一)/磯貝治良
    『どや、どや、どや 絵のみち食のみち奮闘記』(洪性翊)/金文男
【表紙のことば】「下関旧東大坪町の風景」/金斗鉉
【グラビア】「絵本画家 朴民宜」/裵昭

ISBN:9784906681570
出版社:クレイン
判型:A5
ページ数:248ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月31日