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小学館新書

リモートワークの日本語

最新オンライン仕事術

著:石黒 圭

紙版

内容紹介

リモートワークで悩まない56の工夫

2020年春のコロナショックを機に、リモートワークが急加速しました。
「リモートワーク」という働き方は、オンライン仕事革命とでも呼べる、業務スタイルの大きな変革をもたらしたといえるでしょう。

多くの企業ではZoomをはじめとするWeb会議システムが導入され、私たちの仕事のスタイルは一変しました。
リモートワークではディスプレイを通したコミュニケーション(オンライン会議、メールでのやりとり)の機会が圧倒的に増加しました。
その結果、自由な意見交換がしにくくなり、相手に対する情報面の配慮と感情面の配慮に欠けがちになり、多くのトラブルが生じるようになりました。

本書で紹介する
◆Web会議システム活用のコツ26
◆読み手の心に適切に届く言葉選びのコツ30
は、リモートワーク時代に必須のコミュニケーション技術です。

この、最新ビジネスコミュニケーション術で
「理想のオンライン会議」「理想のビジネス文書」を、ぜひマスターしてください。



【編集担当からのおすすめ情報】
なぜオンライン会議は疲れるのか?
リモートワーク時代の「理想のオンライン会議」「理想のビジネス文書」とは?
日本語研究の第一人者が、最新ビジネスコミュニケーションの技術を徹底解説。
もうオンライン会議は怖くない! ビジネスメールで悩まない!

目次

●はじめに
対面コミュニケーションの革新/打ち言葉の登場
●第一部 リモートワークについて考える
第1章 みんな仕事で悩んでいる
◆在宅ワーク時代の到来
Zoomの使い方に慣れても/「働き方改革」の意味
◆リモートワークと文字コミュニケーション
オフィスに行かない働き方を選ぶ/クラウドソーシングのビジネス文書
第2章 仕事のコミュニケーション技術
◆仕事の定義
リモートワークの壁/仕事とは何か/業務内容を決める/協力して作業する/成果を出す
◆理想の会議
生産性の高いチームの条件/理想の会議の条件
●第二部 対面からオンラインへ―会議のコミュニケーション
第3章 話し合いのメンバー
◆発言者とのインターアクション
テレビ番組のMCと茶の間の視聴者/人間らしいアイコンタクト/非言語行動の活用/Web会議シ ステムの機能の活用
◆参加者同士の連帯感
会議前後の個人的交流/参加者をよく知るための観察眼/小声のコミュニケーション/参加者の積 極的な反応
◆自分自身を見る自分
独り言のような自分の声/画面に映る自分自身
第4章 話し合いのルール
◆ホストの特権
ファシリテーターとしてのホスト/ホストが発言権を割り当てる/共同ホストを立てる/小グループで の話し合いを活用する
◆発言者の優先権
発言権の確認/相づちの代用/沈黙を破る/発話の長さとやりとり/Web会議システムの長所
第5章 話し合いの環境
◆参集のコスト
参集の範囲を広げる/遠隔地の参加を募る/
◆シングルトラックとマルチトラック
内職の勧め/画面共有による共同作業/例外を認める/
◆Web会議システムへの接続
接続のトラブル/ウェビナーによる気楽な参加/
●第三部 音声から文字へ―文書のコミュニケーション
第6章 情報のコミュニケーション
◆文章とキャラ
理想の文章は存在しない/文は人なり/キャラとしてのビジネス文書
◆情報の質―正確さ重視の「きっちりキャラ」
◆情報の質―わかりやすさ重視の「ざっくりキャラ」
◆情報の量―詳しく伝える「たっぷりキャラ」
◆情報の量―無駄を省く「すっきりキャラ」
第7章 感情のコミュニケーション
◆感情の質―折り目正しい「しっかりキャラ」
◆感情の質―開放的な「わいわいキャラ」
◆感情の量―慎重に迫る「じっくりキャラ」
◆感情の量―自然体の「あっさりキャラ」
●おわりに
●参考文献
●索引

ISBN:9784098253784
出版社:小学館
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:820円(本体)
発行年月日:2020年08月
発売日:2020年07月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ