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ワニブックスPLUS新書

元素は語る 考古化学で読む元素図鑑

著:中井 泉

紙版

内容紹介

元素という教養は一生ものの武器!
古代文化財の謎を解く!文系こそ読んで楽しい元素図鑑

■考古学と化学を結びつける元素            
■「物質史」という考え方?
■日本人が発見し命名した元素 ニホニウム
■先史時代の壁画で黒の顔料になったMn(マンガン)
■医療に役立つ人類初の人工元素Tc(テクネチウム)
■Na(ナトリウム)はミイラの防腐剤になる
■印象派の画家に愛された黄色顔料Cd(カドミウム)
■ゴッホが愛した元素はCr(クロム)
■宝石の「色」を作り出すヒミツ!?
■人類最古の合成顔料はCu(銅)から!?
■金より高価な鉄が存在した!
■古代人は野菜(K)でガラスを作る!?

本書は、たんに元素の性質などを紹介するだけでなく、元素そのものの美しい写真や用
例の写真を掲載するとともに、わたしの研究テーマのひとつでもある美術や考古学、ある
いは環境科学といった視座からも元素を解説し、最新の研究成果も盛り込みました。気に
なる元素だけ拾い読みいただくもよし、写真をご覧になって、興味を引いた元素から読ん
でいただくのも歓迎です。それでは、美しくて奥が深い元素の世界をご堪能ください(はじめにより

●我々は元素の中で生きており、元素という教養は一生ものの武器
我々は元素の中で生きており、元素図鑑は人生のガイドブック

著者略歴

著:中井 泉
中井 泉(なかい いずみ)
1953年、東京生まれ、化学者。東京教育大学理学部化学料卒業、筑波大学大学院化学研究科博士課程修了。理学博士(筑波大学)。東京理科大学名誉教授。同学理学部応用化学科教授、グリーン&セーフティ研究センター長等を歴任。前日本ガラス工芸学会会長。ポータブル分析装置を使って、エジプト、トルコなど世界の考古遺跡・博物館で文化財をその場で分析し、物質史の解読を行う。その他、分析化学、鑑識科学、結晶化学、鉱物科学など多岐にわたる研究を展開。周期表のすべての元素を研究対象とする。おもな著書に『蛍光X線分析の実際第2版』(朝倉書店、2016年)など。

ISBN:9784847066436
出版社:ワニブックス
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PNR