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ハナコの愛したふたつの国

著:シンシア・カドハタ
訳:もりうち すみこ

紙版

内容紹介

アメリカと日本の間で揺れた家族の物語

ハナコの家族は、ロサンゼルスでレストランを経営して暮らしていた。
しかし、大きな戦争が終わり、船で日本を目指すことになる。
日本は、ハナコにとって未知の国だ。

「ハナコ、ぼく、こわいよ。
どうして、こんな船に乗らなきゃいけないの?」
「もう、アメリカには、私たちの居場所はないからよ」

ハナコたちは、すべてをなくして、日本に降り立った。
ハナコたちを待っていたのは、戦後間もない荒れ果てた大地。そして、ハナコたちを愛してくれる祖父母だった。

歴史に翻弄されながらも、前を向いて生きる強さを教えてくれる感動作品。




【編集担当からのおすすめ情報】
「全編にちりばめられているのは、家族三世代の強い絆と、人が生きていく上での『希望のありか』だ。切なく深い物語は、一読、心を去らないだろう」
帯に寄せていただいた、広島を描く児童文学作家、朽木祥氏の言葉が、この作品のすばらしさを伝えています。


目次

もくじ

1) 日本への旅 1~4
2) 上陸 5~11
3) 祖父母の家 12~25
4) 学校 26~32
5) 新しい決意 33~41

ISBN:9784092906372
出版社:小学館
判型:B6
ページ数:408ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB