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講談社文庫

カクレカラクリ

An Automaton in Long Sleep

著:森 博嗣

紙版

内容紹介

動きだすのは、百二十年後。どこにあるのか、誰も知らない。

天才絡繰り師が村に仕掛けた壮大な謎をめぐる、夏の冒険。
爽快青春ミステリィ。

あこがれの同級生、真知花梨の故郷を訪ねた郡司と栗城。秘境のような小さな村には、明治初期に天才絡繰り師によって仕掛けられた隠れ絡繰りがあり、それが今年、動きだすはずだという。どんな装置か、どこにあるのか、誰も知らない。言い伝えと石碑を手掛かりに百二十年まえの謎に挑む、爽快青春ミステリィ。
 

「一番難しいのはそこだと思う。
つまりね、百二十年間動き続ける機械よりも、
百二十年は止まっていて、百二十年後に動き始める機械の方が、
実現するのがはるかに難しい」

著者略歴

著:森 博嗣
作家。工学博士。1957年12月生まれ。名古屋大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、続々と作品を発表し、人気を博している。小説に『スカイ・クロラ』シリーズ、『ヴォイド・シェイパ』シリーズ(ともに中央公論新社)、『相田家のグッドバイ』(幻冬舎)、『喜嶋先生の静かな世界』(講談社)など、小説のほかに『自由をつくる、自在に生きる』(集英社新書)、『孤独の価値』(幻冬舎新書)など多数の著作がある。2010年には、Amazon.co.jpの10周年記念で殿堂入り著者に選ばれた。ホームページは、「森博嗣の浮遊工作室」。

ISBN:9784065187890
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:384ページ
定価:740円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ