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二見サラ文庫

うちの作家は推理ができない

著:なみあと
絵:いつか

紙版

内容紹介

また解決方法、忘れちゃいました!

解決パートのシナリオを忘れてしまう悪癖をもつ、現役大学生ミステリ作家が唸る結末を考え出して、やりこめたはずだったのに……
手のひらで転がされていたのは、また担当編集者のわたしでした――。


現役大学生作家・二ノ宮花壇。圧倒的な筆力と構成力、瑞々しい文体をもつ売れっ子作家だ。
……が、担当編集者のわたし、左京真琴からしてみれば、とんでもないガキである。
彼が〆切を守ったことは皆無だし、生意気だし、口を開けば皮肉ばかり。
その上、「いま書いている物語の推理パートを忘れてしまう」という悪癖まで持っている。
わたしはそのたびに彼の物語を推理して、つじつまの合う結末を考えるのだが……

目次

プロローグ
― うちの作家は推理ができない
二 うちの作家の住むところ
三 うちの作家は掃除ができない
四 うちの作家は素直に言わない
エピローグ

ISBN:9784576201023
出版社:二見書房
判型:文庫
ページ数:272ページ
定価:650円(本体)
発行年月日:2020年08月
発売日:2020年07月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ