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フランス主要13地区と40ヵ国のワイン

監:山本 博
他著:石井 もと子
他著:蛯原 健介

紙版

内容紹介

近年、数多くのワインブックが巷にあふれているが、不思議なことに世界のワインをコンパクトにまとめたものが見当たらない。
そんなふうに感じていた、多くのワイン愛好家の期待にそえる待望の一冊。

星の数ほどあると言われる世界のワインを、それぞれの国や地方ごとの歴史や産地の特徴を簡潔に、わかり易く説明することで、日常のワイン選択の際に便利に活用できるようにした。

歴史、栽培面積、生産量、気候、土壌、ワイン法、ブドウ品種、主な産地、ワインの特徴などを、各国の状況に合わせて解説。
また、主な国と地域の簡略地図を掲載。

この一冊で、現在の世界のワイン産地の大まかな全体像がつかめる!

目次

1 フランス
フランス概論
ボルドー
(1)歴史
(2)栽培面積と生産量
(3)主なAOC
1)ボルドー全域を対象としたAOC
2)ガロンヌ河とジロンド河の左岸
①メドック地区
◎メドック地区の格付け(赤ワイン・白ワイン一覧)
  ◎クリュ・ブルジョワ
  ◎クリュ・アルティザン
②グラーヴ地区
◎グラーヴ地区の格付け
3) ドルドーニュ河の右岸
◎サン・テミリオンの格付け
4) ガロンヌ河とドルドーニュ河の間に挟まれた地域
5) コート地区
6) ソーテルヌ&バルサック地区
ブルゴーニュ
(1)歴史
(2) 生産面積と生産量
(3)主なAOC
1)ブルゴーニュ全域を対象としたAOC
2)シャブリとグラン・オーセロワ
3) コート・ドール
4) コート・ド・ニュイとオート・コート・ド・ニュイ
5) コート・ド・ボーヌとオート・コート・ド・ボーヌ
6) コート・シャロネーズ
7) マコネ
8) ボジョレ
シャンパーニュ
(1) 歴史
(2) 栽培面積と生産量
(3) 生産地域
①モンターニュ・ド・ランス
②ヴァレ・ド・ラ・マルヌとその支流
③コート・デ・ブラン
④コート・デ・バール
(4) テロワールとブドウ品種
1) 気候
2) 土壌
3) ブドウ品種
(5) シャンパーニュの分類
①ノン・ヴィンテージ(収穫年表記なし)
②ヴィンテージ(収穫年表記)
③キュヴェ・ド・プレスティージュ
④ロゼ
⑤ブラン・ド・ブラン
⑥ブラン・ド・ノワール
(6) その他特記事項
1)畑の格付け
2)シャンパーニュのラベル表記
3)シャンパーニュの甘辛度
4)ボトルの容量と呼称
南西地方
(1) 歴史
(2) 栽培面積と生産量
(3) テロワールとブドウ品種
(4) 生産地区AOCとワインの特徴
1)ガロンヌ地区
2)トゥールーズ/アヴェイロネ/マッシフ・サントラル地区
3)ピレネー地区
4)ベルジュラック地区
ロワール
(1) 歴史
(2) 栽培面積と生産量
(3) 主な産地
1)ペイ・ナンテ地区
①AOCと栽培面積
2)アンジューとソーミュール地区
①ブドウ品種
②ワインの特徴とAOC
3)トゥーレーヌ地区
①ブドウ品種
②ワインの特徴とAOC
4)サントル地区
①ワインの特徴と主なAOC
アルザス
(1) 歴史
(2) 栽培面積と生産量
(3) テロワールとブドウ品種
(4) AOC
ローヌ
(1) 歴史
(2) 栽培面積と生産量
(3) テロワールとブドウ品種
1) 北部
2) 南部
(4) AOCの品質等級
ラングドック・ルシヨン
(1) 歴史
(2) テロワールとブドウ品種
(3) ワインの特徴
①白ワイン
②ロゼワイン
③赤ワイン
④天然甘口ワイン(VDN)
(5) AOC
1) ラングドック
2) ルシヨン
プロヴァンスとコルシカ島
(1) 歴史
(2) 栽培面積と生産量
(3) テロワールとブドウ品種
(4) ワインの特徴
(5) AOC  
①プロヴァンス
②コルシカ
ジュラとサヴォワ
(1) 歴史
(2) 栽培面積と生産量
(3) テロワールとブドウ品種
(4) ワインの特徴
1)ジュラ
2)サヴォア
(5) AOC  ※AOCの名称と栽培面積 羅列
  ①ジュラ
②サヴォア

2 イタリア
(1)歴史
(2)気候、地形、土壌
(3)州別ワインの特徴 
1) ピエモンテ州
2) ロンバルディア州
3) トレンティーノ・アルト・アディジェ州
4) ヴェネト州
5) フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
6) エミリア・ロマーニャ州
7) トスカーナ州
8) ウンブリア州
9) マルケ州
10) カンパーニア州
11)アブルッツォ州
12)プーリア州
13)バジリカータ州
14)サルデーニャ州
15)シチリア州

3 スペイン
(1)歴史
(2)気候と地勢
(3)ブドウ品種
(4)ワイン法
(5)主な産地
1)スペイン全土を対象としたDO
2) 地中海地方
  ①カタルーニャ州
②バレンシア州
③ムルシア州
3)北部地方
  ①リオハ州
  ②ナバーラ州
③アラゴン州
④バスク州
4) 大西洋地方
  ①ガリシア州
5) 内陸部地方
①カスティーリャ・イ・レオン州
②マドリッド州 
③カスティーリャ・ラ・マンチャ州
④エクストレマドゥーラ州
6) 南部地方
①アンダルシア州
7) 諸島部
①バレアレス諸島 
②カナリア諸島

4 ポルトガル
(1)歴史
(2)気候と地勢
(3)ブドウ品種
(4)ワイン法
(5)主な産地
1) ミーニョ地方 
2) ドウロ、ポルト地方 
3) ダン地域
4) バイラーダ地域
5) リスボア地域
6) アレンテージョ地域
7)マデイラ地域

5 ドイツ
(1) 栽培面積と気候 
(2) ブドウ品種
1) 白ブドウ
2) 黒ブドウ
(3) ワイン法
(4) 主な産地
1)アール
2)モーゼル
   ①ザール
   ②ルーヴァー
③ミッテルモーゼル
3)ナーエ
4)ラインガウ
5)ミッテルライン
6)ラインヘッセン
7)プファルツ
8)バーデン
9)ヘッシッシェ・ベルクシュトラーセ
10)ヴュルテンベルク
11)フランケン
12)ザクセンとザーレ・ウンシュトルート

6 オーストリア
(1) 歴史
(2) ブドウ品種
(3) ワイン法
(4) 主な産地
1)ニーダー・エスタライヒ
2)ウィーン
3)ブルゲンラント
4)シュタイヤーマルク

7 スイス
(1)ブドウ品種
(2)主な産地
1) 西部
①ヴァレー
②ヴォー
③ジュネーヴ
④ティチーノ
2)東部

8 ギリシャ
(1) 歴史
(2) 気候・土壌
(3) ブドウ品種
(4) ワイン法
(5) 主な産地
1) 北部ギリシャ
2) テッサリア
3) イピロス
4) 中央ギリシャ
5) ペロポネソス半島
6) 諸島部

9 東欧諸国
ハンガリー
(1) 歴史
(2) 気候・土壌
(3) ブドウ品種
(4) 主な産地
1)トカイ地方
2)南トランスダヌビア地方
3)北トランスダヌビア地方
4)大平原地方
5)北ハンガリー地方
スロヴェニア
(1) 歴史・気候
(2) 主な産地
1)プリモルスカ
2)ボドラウイエ
3)ボサウイエ
クロアチア
(1) 歴史・気候
(2) 主な産地
1)大陸部
2)沿岸部
ルーマニア
(1) 歴史・気候
(2) 主な産地
1)トランシルヴァニア地方
2)モルドヴァ地方
3)ムンテニア・オルテニア地方
4)その他の産地
ブルガリア
(1) 歴史・気候
(2) 主な産地
1)ドナウ平原
2)ストゥルマ・ヴァレー
3)ローズ・ヴァレー
4)トラキア低地
5)黒海沿岸
チェコ・スロヴァキア
(1) チェコ
(2)スロヴァキア

10 黒海沿岸諸国
(1) モルドヴァ
(2) ウクライナおよびクリミア半島
(3) ロシア
(4) アルメニアとアゼルバイジャン
(5) ジョージア(旧グルジア)
1) 歴史
2) 主な産地
①カヘティ地方
②カルトリ地方
③イメレティとラチャ・レシュクミ地方

11 トルコ・地中海沿岸諸国
トルコ共和国
(1) 主な産地
地中海沿岸諸国
(1) レバノン
(2) イスラエル
(3) キプロス

12 北アメリカ
アメリカ合衆国 概論
(1)歴史と近年の潮流
(2)ブドウ品種
(3)ワイン法
   ①種名表示
   ②産地名表示
  ③収穫年表示
  ④アルコール濃度表示
  ⑤政府警告
ニューヨーク州
(1)歴史
(2)ブドウ品種
(3)主な産地
1)ロング・アイランド地区
2)ハドソン・リヴァー・リージョン地区(ハドソン川流域)
3)フィンガー・レイクス地区
4)その他の地区
カリフォルニア州
(1)地勢・気候・土壌
(2)ブドウ品種
(3)ブドウ栽培とワイン醸造
(4)主な産地
1)メンドシーノ郡
2)ソノマ郡
3)ナパ郡
4)サンフランシスコ湾周辺
5)セントラル・コースト地区
6)その他の生産地区
オレゴン州
(1) 主な産地
1)ウィラメット・ヴァレー
2)サザン・オレゴン
3)コロンビア・ヴァレー
カナダ
(1) 歴史
(2) 主な産地

13 チリ・アルゼンチン
チリ共和国
(1) 歴史
(2) 気候と土壌
(3) ブドウ品種
(4) ワイン法
(5) 主な産地
アルゼンチン
(1) 歴史
(2)気候と土壌
(3) ブドウ品種
(4) ワイン法
(5) 主な産地

14 オーストラリア
(1) 総説
(2) 歴史
1) 18世紀後半-19世紀前半
2) 19世紀後半-20世紀前半
3) 1950- 1980年代
4) 1980年代末  
(3) 産地の地勢とGI
1) ワイン産地と地勢
2)GI 地理的呼称(ジオグラフィック・インディケーションズ)
(4) 主な産地
1) 西オーストラリア州
   ①マーガレット・リヴァー
   ②グレート・サザン
   ③スワン・ヴァレー
2) 南オーストラリア州
   ①バロッサ・ヴァレー
   ②クレア・ヴァレー
③マクラーレン・ヴェイル
④アデレード・ヒルズ
⑤クナワラ
⑥リヴァーランド
3) クイーンズランド州
   ①グラナイト・ベルト
4)ニュー・サウス・ウエールズ州
   ①ハンター・ヴァレー
   ②マッジー
③オレンジ
5)ヴィクトリア州
①ヤラ・ヴァレー
②モーニントン半島
③グランビアンズ
④ゴルバーン・ヴァレー
⑤マレー・ダーリング
6)タスマニア州
7)その他の産地

15 ニュージーランド
(1) 総説
(2) 歴史
1) 植民地時代の1800年代
2) 1900年代前半
3)1950年代以降
(3) 気候と土壌
(4) 主な産地
1) ノースランド
2) オークランド
3)ギスボーン
4)ホークスベイ 
5)ワイララパ
6)マールボロ
7)ネルソン
8)カンタベリー/ワイパラ・ヴァレー
9)セントラル・オタゴ
①ワナカ
②ギプストン
③バノックバーン
④アレクサンドラ
⑤ベンティゴ
⑥クロムウエル/ローバーン・ピサ

16 南アフリカ
(1) 歴史
(2) ブドウ品種
(3) 主な産地

17 日 本
(1) 歴史と総説
(2) 地勢・気候
(3) ブドウ品種
(4) 主な産地
1)山梨県
2)長野県 
3)北海道
4)東北地方
5)関東・静岡・新潟地方
6)近畿とその周辺
7)中国地方
8)九州
(5) 国産ワインの新現象と展望

18 中 国
(1) 歴史と総説
(2) ワイン法
1)ワインの定義等
2)ワインの表示
3)ワインの地理的表示制度
4)ワイン産業参入要件
(3) 主な産地
1)主要生産地
2)ワイン生産中心地
(4) 中国ワイン産業の特色と展望

19 東南アジア
(1)インド
(2)タイ
(3)ベトナム
(4)インドネシア
(5)大韓民国
(6)その他の諸国 
(台湾、ミャンマー(旧:ビルマ) 、カンボジア、フィリピン)

著者略歴

監:山本 博
日本輸入ワイン協会会長、フランス食品振興会主催の世界ソムリエコンクールの日本代表審査委員、弁護士。永年にわたり生産者との親交を深め、豊富な知識をもとに、ワイン関係の著作・翻訳を著すなど日本でのワイン普及に貢献する。主な編集所に『ワインが語るフランスの歴史』(白水社)、『フランスワインガイド』(柴田書店)、監修書に『新版ワインの事典』(柴田書店)、『ワインの事典』『地図で見る図鑑世界のワイン』『FINE WINEシリーズ シャンパン』『FINE WINEシリーズ ボルドー』(いずれもガイアブックス)。

ISBN:9784866540399
出版社:ガイアブックス
判型:A5
ページ数:330ページ
価格:2800円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT