文春文庫 さ-63-133
孤愁ノ春
居眠り磐音(三十三)決定版
著:佐伯 泰英
紙版
内容紹介
家基、玲圓との別れ。
そして、身重のおこんを守れるのか⁉
江戸神保小路の尚武館を追われ、
小梅村にある今津屋の御寮でひっそりと暮らす
佐々木磐音とおこん。
だが、ここにも田沼一派の厳しい監視の眼がつきまとう。
金兵衛ら、二人を案じる江戸の人々は近づくことすらできない
日々が続いていた。
身重のおこんをなによりも案じる磐音は、
ある決意を胸に秘め、
養父・玲圓らの隠し墓を参るのだが……。