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SBビジュアル新書

悪いヤツらは何を考えているのか?

ゼロからわかる犯罪心理学入門

著:桐生 正幸

紙版

内容紹介

心理学のなかでも、とくに「犯罪者」の心の中を掘り下げるのが、「犯罪心理学」という学問分野です。
なぜ、私たちの社会では犯罪が起きてしまうのでしょうか?
そして、なぜ犯罪はなくならないのでしょうか?
本書は、豊富なビジュアルと共に、犯罪心理学の基礎をわかりやすく解説した入門書です。

全体は2部構成。

?第1部:犯罪心理学の基礎知識
?第2部:最新の犯罪傾向と防犯テクニック

1部では、犯罪とはどのようにして起きるのか? 犯罪者の心理とは? そして犯罪者はどのように追い詰められるのか?(捜査の実際) などのテーマをとりあげ、
2部では、性犯罪、ストーカー犯罪、子どもを狙った犯罪など4つの犯罪について、最新傾向をまとめます。

なぜ、人は人を殺すのか?
子どもを狙う犯罪者はターゲットをどう定めているのか?
「露出犯が春先に多い」は本当か?
犯罪が起きやすい場所とは?
○○○がある家には空き巣は入らない?
警察は犯罪者をどのように追い詰めるのか? などなど・・・。

日常の危険を回避する防犯対策も収録。

目次

【第1部】
■第1章 犯罪はなぜ起きるか?
環境が犯罪をつくる?
傍観者が生まれるのはなぜ?
犯罪が起きやすい場所はあるか?

■第2章 犯罪者は何を考えている?
大量殺人と連続殺人
人を平気でダマす人の心理
おカタい職業の人はなぜ痴漢に走るのか?
急増している高齢者の犯罪
厳罰化で犯罪は減少するか

■第3章 犯罪者はどのように追い詰められる?
聞き込みと取り調べ
実際の捜査とドラマはここが違う
プロファイリングとは何か?
犯罪者のウソは見抜ける?

■第4章 家庭の中でも犯罪は起きる
児童虐待/家庭内暴力/DV

【第2部】

性犯罪/子どもを狙った犯罪/ストーカー/特殊詐欺
各犯罪の最新傾向と防犯テクニック

■コラム 映画と犯罪
タクシードライバー/ハウスジャックビルト/羊たちの沈黙 など

著者略歴

著:桐生 正幸
山形県生まれ。東洋大学社会学部社会心理学科教授。日本犯罪心理学会常任理事、日本心理学会代議員。
文教大学人間科学部人間科学科心理学専修。博士(学術)。
山形県警の科学捜査研究所(科捜研)で主任研究官として犯罪者プロファイリングに携わる。その後、関西国際大学教授、同大防犯・防災研究所長を経て、現職。科捜研時代には、ほぼ全罪種の犯罪現場に立ち会った。現在も、その豊富な経験を活かして、実際の捜査に協力することもある。また、兵庫県尼崎市の地域防犯アドバイザーなどを務めながら、「人を犯罪に走らせる要因」を総合的に検討し、データ分析を駆使した実践的な犯罪心理学の研究を行っている。新聞、ワイドショーや報道番組での事件解説や、テレビドラマ・映画の監修など、さまざまな分野で活躍中。主な著者に『司法・犯罪心理学』(北大路書房 編著)、『基礎から学ぶ犯罪心理学研究法』(福村出版)などがある。

ISBN:9784815604448
出版社:SBクリエイティブ
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNF