文学の扉
じりじりの移動図書館(ブックカー)
他著:廣嶋 玲子
他著:まはら 三桃
他著:濱野 京子
紙版
内容紹介
【対象:小学上級以上】
児童文学のトップランナー5人による夢の競作、みたび!
このたびの物語で、あなたの前に、とつぜん現れるのは、移動図書館「ミネルヴァ号」でございます。ひげをはやしていて、ピシッとスーツを着こなしているおじいさんが館長、そして金ボタンの黒い制服に身を包み、長い黒髪がよく似合う若い女性が運転手。もちろんドアの向こうの車内には、さまざまな本がぎっしり詰まっています。でも、もしも、あなたが本に夢中になって、本の世界にひきこまれているうちに、車が出発してしまったら……! 気がついたときに、あなたが立っているのは、過去の世界? まだ見ぬ未来? それともいま暮らしているのとは別の世界かもしれないのですーー。
『ぐるぐるの図書室』『ぎりぎりの本屋さん』を描いた児童文学作家5人が、それぞれの作品に不思議なブックカーを登場させ、本にまつわる5色の物語をつむぎます。
目次
プロローグ
本の続きは霧の向こう 廣嶋玲子
ヤンメを探せ、伝説を救え まはら三桃
スケッチブックは残された 濱野京子
AIユートピア 工藤純子
サイレンが鳴っても 菅野雪虫
エピローグ
スペシャル付録 児童文学作家5人の◯△◯△な子ども時代と☆□☆□な今!