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靖国神社の緑の隊長

著:半藤 一利

紙版

内容紹介

あの悲惨な戦争のさなかで、
こんなにも立派に生きた日本人がいた。

終戦75回目の夏に
どうしても次の世代に語り継ぎたい
8人の将校・兵士の物語

太平洋戦争の敗戦から75年。歴史に学び、犠牲者を悼み、平和な社会を守り続けるにはどうしたらいいのか。それは、過酷な戦場で兵士たちがいかに懸命に戦い、無念のうちに散っていったのかを記憶することだと半藤氏は言う。
かつて半藤氏が自ら取材し、貴重な証言とエピソードを掘り起こした多くの将校・兵士のなかから、「どうしても次の世代に語り継ぎたい」8人を厳選。昭和史や戦史に詳しくない人にも読みやすい文章で綴った、珠玉の太平洋戦争・人物伝。

(目次)
戦場の棒高とびオリンピック選手――大江季雄少尉
ガダルカナルを生きのびた連隊旗手――小尾靖夫少尉
ニューギニア山中の駅伝ヒーロー――北本正路少尉
南の島に雪を降らせた男――加藤徳之助軍曹
漂流二十七日の死闘――松木外雄一等水兵ほか
三度もどってきた特攻隊員――川崎渉少尉ほか
国破れて名将ありといわれたひと――今村均大将
靖国神社の緑の隊長――吉松喜三大佐

著者略歴

著:半藤 一利
1930年、東京・向島生まれ。新潟県立長岡中学校(現・長岡高校)卒業。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。松本清張、司馬遼太郎らの担当編集者をつとめる。『週刊文春』『文藝春秋』編集長、専務取締役などを経て作家に。「歴史探偵」を名乗り、おもに近現代史に関する著作を発表。『漱石先生ぞな、もし』(正続、文春文庫 新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(文春文庫 山本七平賞)など著書多数。『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』(ともに平凡社ライブラリー)で毎日出版文化賞特別賞、2015年、菊池寛賞受賞。近著に『世界史のなかの昭和史』(平凡社)、絵本『焼けあとのちかい』(絵・塚本やすし 大月書店)、『歴史と戦争』『歴史と人生』・池上彰氏との共著『令和を生きる』(いずれも幻冬舎新書)がある。

ISBN:9784344036413
出版社:幻冬舎
判型:B6変
ページ数:216ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ