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マイナビ新書

教養として学んでおきたいビートルズ

著:里中 哲彦

紙版

内容紹介

ビートルズは、ロック・ミュージック史上、最大にして最高のグループです。
一九六〇年代からこんにちに至るまで、性別も年齢も、人種も民族も、出自も職業も超えて、いまもなお多くの人びとに愛されています。もはや世界が共有する「教養」の一部なのです。

本書は、これからビートルズを本格的に聴いてみたい人たちに向けられた入門書であり、かつ彼らの偉業をさまざまな見地から考察してみたい人たちのための再入門書になります。

目次

第1章 出会いと誕生
・ビートルズがやって来た ヤァ!ヤァ!ヤァ!
・インスピレーションの源泉
・もしビートルズに殴られなかったら
・一九四〇年から一九四三年のあいだに生まれるということ
・港町リヴァプール
・奇跡の出会い
・目的に堅固なビートル
・ラッキー・スター
・「ビートルズ」の由来
・リヴァプールなまり 
・「階級意識」の変容

第2章 ファブ・フォーをつくった人びと
・ブライアン・エプスタイン―ファブ・フォーをつくった男
・ジョージ・マーティン―ビートルズ・サウンドをつくった男 
・ミューズたち
・ロニー・ドネガン―スキッフルのレジェンド
・エルヴィス・プレスリー―官能の権化
・チャック・ベリー―ロックンロール詩人 
・ロックンロールの創始者たち―レジェンドの輝き
・ボブ・ディラン―ビートルズをアイドルから脱皮させた詩人
・スモーキー・ロビンスン―スモーキー・ザ・ポエット
・ビーチ・ボーイズ―魅惑のヴォーカル・ハーモニー

第3章 運命の女神たち
・「ラジオ」と「レコード」
・「徴兵制」の撤廃 
・ハンブルクでの下積み時代
・サウンドの魔術師たち
・プリミティヴでいたい
・なぜビートルズはアメリカを制覇できたのか

第4章 偉大なる足跡
・ひとつのユニット
・「模倣」と「独創」
・新しい表現者 
・「ソングライティング」という斬新
・「ユーモア」と「言葉遊び」
・「おちょくり」好き
・ジョン・レノンの頭の中
・「二つの声」と「二つの貌」 
・ずば抜けた音楽的感受性
・「ビートルメイニア」という現象
・貴重な映像作品 

著者略歴

著:里中 哲彦
里中哲彦(さとなか・てつひこ)
河合文化教育研究所研究員(「現代史研究会」主宰)。早稲田大学エクステンションセンター講師。早稲田大学政治経済学部中退。評論活動は、ポピュラー音楽史、時代小説、ミステリー小説、英語学など多岐にわたる。著書に『ビートルズが伝えたかったこと』(秀和システム)、『ビートルズを聴こう 公式録音全213曲完全ガイド』(中公文庫 )、『ビートルズの真実』(中公文庫)、『はじめてのアメリカ音楽史』(ちくま新書)ほか多数。

ISBN:9784839972660
出版社:マイナビ出版
判型:新書
ページ数:208ページ
定価:870円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVL