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中公文庫

星になれるか

著:生島 治郎

紙版

内容紹介

『傷痕の街』で作家デビューした越路玄一郎。野坂昭如との出会い、吉行淳之介、長部日出雄とのバンコク旅行、そして直木賞受賞。その後訪れた睡眠薬中毒と小泉喜美子との離婚。自身が再起へ向かう姿と、一九六四年~七八年の綺羅星のような作家たちの活躍を描く、ハードボイルド作家の自伝的長篇小説完結編。

〈解説〉郷原宏

著者略歴

著:生島 治郎
生島治郎

一九三三(昭和八)年中国・上海生まれ。本名・小泉太郎。早稲田大学第一文学部卒業。五六年早川書房に入社。都筑道夫の後を受け『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)』の編集長を務めるが、小説執筆のために退社。六四年『傷痕の街』でデビュー、六七年『追いつめる』で第五七回直木賞を受賞。八九年から九三年まで日本推理作家協会の理事長を務めた。二〇〇三(平成一五)年死去。そのほかの作品に『黄土の奔流』『夢なきものの掟』『片翼だけの天使』などがある。

ISBN:9784122068919
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:320ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ