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中公文庫

いつもの寄り道

著:赤川 次郎

紙版

内容紹介

結婚1周年を祝って間もない加奈子に、突然の訃報が届いた。大阪へ出張に行ったはずの夫が、青森の温泉旅館で若い女性とともに火事に巻き込まれたのだ。不倫なんて、器用な真似のできる人じゃないのに。焼け焦げた死体は、本当に夫だったのか――? 夫の死を実感できずにいる加奈子は、遺された手帳を手に入れ、事件の背後に隠れた謎を解明しようと決意する。しかし怪しい男たちが現れ、加奈子の身にも危険が迫る! 〈解説〉山前譲


【目次】 出張/電話/同僚/泥棒/失神/噂話/入院/受付/祝盃/誤解/襲撃/脅迫/紳士/幽霊/美女/狙撃/焦燥/対策/脱出/空巣/抹殺/誘拐/銀行/疑惑/審判

著者略歴

著:赤川 次郎
赤川次郎

一九四八年、福岡県生まれ。七六年に「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、サラリーマンから作家業に専念する。八〇年に『悪妻に捧げるレクイエム』で角川小説賞を受賞。二〇一六年に『東京零年』で吉川英治文学賞を受賞。『セーラー服と機関銃』『ふたり』『午前0時の忘れもの』など著書多数。〈三毛猫ホームズ〉〈幽霊〉〈三姉妹探偵団〉など人気シリーズを多数持ち、シビアな事件・出来事を温かい視線で描き続けている。

ISBN:9784122068902
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:400ページ
定価:740円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ