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中公新書 1912

数学する精神

増補版

正しさの創造、美しさの発見

著:加藤 文元

紙版

内容紹介

数学における「正しさ」とは何だろうか。公式や証明は絶対的に正しいもので、揺るぎない「神の知」だと思っている人も少なくないだろう。しかし数学を創ったのが人間である以上、究極的には仮説的で暫定的であることを免れない。ならば「正しさ」「美しさ」は、数学という営みにおいてどんな意味を持つのか。「真の正しさ」「美しさ」に正面から対峙した伝説の書に、「数学とは何なのか」を論じる「後奏曲」を加筆した増補決定版!

著者略歴

著:加藤 文元
加藤文元

1968年宮城県生。京都大学理学部卒業、同大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。京都大学准教授、熊本大学教授等を経て、現在、東京工業大学理学院数学系教授。
『ガロア』(中公新書、2010)、『物語 数学の歴史』(中公新書、2009)、『数学の想像力』(筑摩選書、2013)、『宇宙と宇宙をつなぐ数学』(角川書店、2019)ほか多数

ISBN:9784121919120
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:296ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PB