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中公新書 2596

インドネシア大虐殺

二つのクーデターと史上最大級の惨劇

著:倉沢 愛子

紙版

内容紹介

1960年代後半、インドネシアで2つのクーデターが発生した。事件の起きた日付から、前者は9・30事件、後者は3・11政変と呼ばれる。一連の事件が引き金となって、独立の英雄スカルノは失脚し、スハルト政権が誕生することになる。権力闘争が絡んだ事件の裏で、最大200万人とも言われる市民が巻き添えとなり、残酷な手口で虐殺された。本書では、今なお多くの謎が残される史上最大級の虐殺の真相に、長年の現地調査と最新資料から迫る。

著者略歴

著:倉沢 愛子
倉沢愛子

1946年生まれ. 東京大学大学院修了. コーネル大学大学院ならびに東京大学にて博士号(ともにインドネシア史). 名古屋大学教授を経て慶應義塾大学教授, その後名誉教授. インドネシア社会史.
著書『日本占領下のジャワ農村の変容』(草思社, 1992, サントリー学芸賞受賞)
『20年目のインドネシア』(草思社, 1994)
『ジャカルタ路地裏フィールドノート』(中央公論新社, 2001)
『「大東亜」戦争を知っていますか』(講談社現代新書, 2002)
『9・30 世界を震撼させた日』(岩波書店, 2014)など

ISBN:9784121025968
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:820円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FMN