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みずをくむプリンセス

文:スーザン・ヴァーデ
絵:ピーター・H・レイノルズ
訳:さくま ゆみこ

紙版

内容紹介

わたしはプリンセス・ジージー。わたしの王国、それはアフリカの空と土ぼこりのたつ大地。でも、そこに水はない。だからわたしは、朝はやくおきて、ずっとずっととおくまで水をくみにいく。いつの日か、わたしの王国に、つめたくてきれいな水があるといいな。いつの日か、きっと。

アフリカの、ある水くみ少女の一日を描いた絵本です。もとになる話をしてくれたのは、スーパーモデルのジョージー・バディエルさんです。ジョージーは、有名なファッションショーや、雑誌のモデルとして、世界中で活躍しています。
ジョージーは、西アフリカのブルキナファソで生まれました。子どものころ、水くみをした経験があり、水がどんなに大切か、よくわかっています。ジョージーは、いまアフリカで井戸をつくる運動をしています。ひとりでも多くの人が、きれいな水を手に入れられるように、プリンセス・ジージーの夢みた王国が、ほんとうになりますようにと。

著者略歴

文:スーザン・ヴァーデ
文 スーザン・ヴァーデ(Susan Verde)
小学校の先生を経て、絵本作家に。『びじゅつかんへいこう』(原題:The Museum、ピーター・H・レイノルズ絵、国土社)などの作品がある。米国ニューヨーク州で双子の息子たちと娘といっしょにくらし、執筆のかたわら、子どものためのヨガ教室をひらいている。
絵:ピーター・H・レイノルズ
絵 ピーター・H・レイノルズ(Peter H. Reynolds)
絵本作家、イラストレーター。『てん』(原題:The Dot、あすなろ書房)、『っぽい』(原題:ish、主婦の友社)や、イラストを担当した『ちいさなあなたへ』(原題:Someday、アリスン・マギー文、主婦の友社)など多数の作品がある。米国マサチューセッツ州でくらし、家族といっしょに書店を経営している。
訳:さくま ゆみこ
訳 さくまゆみこ
翻訳家、編集者。アフリカ子どもの本プロジェクト代表。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。翻訳書は、『ぼくはマサイ』『風をつかまえたウィリアム』(共にさ・え・ら書房)、『路上のストライカー』(岩波書店)、『明日をさがす旅』(福音館書店)など約250点。

ISBN:9784378041483
出版社:さ・え・ら書房
判型:247x247mm
ページ数:40ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA