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尊経閣善本影印集成 69

実躬卿記 3

編:前田育徳会尊経閣文庫

紙版

内容紹介

 鎌倉時代後期の公家、権大納言藤原(正親町三条)実躬(一二六四~?)の日記。弘安六年正月~延慶元年(一二八三~一三〇八)正月までの自筆日記が現存する。亀山・後深草・後宇多院等による院政の時期に、廷臣として活躍する実躬の行動が記述されている重要史料である。紙背にも文書・具注暦・仮名暦・歌合など多彩な記述を含む。
 尊経閣本は弘安十年~徳治二年(一二八七~一三〇七)までの自筆原本で、重要文化財に指定される。大日本古記録『実躬卿記』にて翻刻され、尊経閣本はその底本である。

目次

【所収書目】
「実躬卿記」三
〔所収〕嘉元元・二年(1303・04)

著者略歴

編:前田育徳会尊経閣文庫
「尊経閣文庫」は正式には公益財団法人前田育徳会の通称である。前田育徳会の前身である育徳財団は、大正十五年(一九二六)二月二十六日、加賀前田家第十六代当主前田利為により設立された。「尊経閣文庫」は、収蔵品の中核ともいうべき第五代当主前田綱紀の蔵書名「尊経閣蔵書」に因んで名付けられたとされる。文庫が収蔵・管理する文化財は、大別して美術工芸品・典籍文書類・建造物から成り、そのうち国指定文化財は、国宝二十二件・重要文化財七十七件を数え、わが国の特殊図書館(古典文庫)の中では質量ともに群を抜いている。架蔵する典籍文書類は、国書約七千五百部、漢籍約四千百部、文書約二千五百点を数え、一定条件のもとで研究者の閲覧に供している。

ISBN:9784840623698
出版社:八木書店
判型:A4
ページ数:288ページ
定価:36000円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年06月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ