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経営学史学会年報 第27輯

経営学の『概念』を問う

現代的課題への学史からの挑戦

編:経営学史学会

紙版

内容紹介

経営学説の歴史は、経営を巡る主要概念の意味内容の変遷史であるとも言える。それらの主要概念は、経営学説の基礎に組み込まれ、当該の時代の経営学説の特徴を生み出してきた。本論文集は、経営学説の中心的な概念である企業と労働の2つを取り上げ、その内容の変遷史の議論と討論の成果を編集することによって、経営学の展開史に光を当てる。

目次

巻頭の言(勝部伸夫)

第Ⅰ部 趣旨説明
 経営学の『概念』を問う―現代的課題への学史からの挑戦―(第9期運営委員会)

第Ⅱ部 経営学の『概念』を問う―現代的課題への学史からの挑戦―
 1 経営学の「概念」を問う―現代的課題への学史からの挑戦―(藤沼 司)
 2 批判的実在論からみた「企業」概念の刷新(坂本雅則)
 3 21世紀の企業観―グローバル社会におけるcorpus mysticum―(中條秀治)
 4 経営学における労働概念の考察―労働から仕事・キャリアのマネジメントへ―(庭本佳子)
 5 日本における「労働」概念の変化と経営学(澤野雅彦)
 6 経営学の「概念」を問う:経営学史研究の課題―シンポジウムを顧みて―(吉原正彦)
 7 改めて「企業」概念を問う―坂本報告と中條報告の討論者の視点―(水村典弘)
 8 現代的課題への学史の挑戦と『労働』概念―庭本報告と澤野報告に対する討論者の視点―(風間信隆)

第Ⅲ部 論  攷
 9 ペンローズの企業成長理論と「資源・能力アプローチ」(黃 雅雯)
 10 ワーク・モチベーション研究の再検討(貴島耕平)
 11 組織間関係論の淵源(西村友幸)
 12 経営学における「意識」の存在論的探究―バーナード組織概念からの考察―(河辺 純)

第Ⅳ部 文  献
 1 経営学の「概念」を問う―現代的課題への学史からの挑戦―
 2 批判的実在論からみた「企業」概念の刷新
 3 21世紀の企業観―グローバル社会におけるcorpus mysticum―
 4 経営学における労働概念の考察―労働から仕事・キャリアのマネジメントへ―
 5 日本における「労働」概念の変化と経営学
 6 経営学の「概念」を問う:経営学史研究の課題―シンポジウムを顧みて―

第Ⅴ部 資  料
 経営学史学会第27回全国大会実行委員長挨拶(石嶋芳臣)
 第27回全国大会を振り返って(柴田 明)

ISBN:9784830950889
出版社:文眞堂
判型:A5
ページ数:188ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ