出版社を探す

講座 精神疾患の臨床

気分症群 1

編:神庭 重信
監:松下 正明

紙版

内容紹介

現代社会において身近な病とされている「うつ病」「躁うつ病」ならびのその周辺の疾患について,最新の国際疾病分類ICD-11の診断カテゴリー「気分症群 mood disorders」に準拠して徹底解説.疾患概念の変遷や診断・鑑別診断,年代別・性別の症状・症候の特徴,病態,各種治療法等について,各領域の専門家が詳細に言及している.診断や治療に難渋することの多い気分症群の実地臨床に必携の一冊である.

目次

1章 概念・診断・疫学

・疾患概念と分類の歴史

・今日の分類と診断

・気分症群の概念と診断,鑑別診断

・境界を接する精神疾患との鑑別と併存精神疾患

・内因性うつ病概念は何のために

・気分症群の疫学と社会負担

2章 症候・症状論と精神鑑定

・児童・思春期の気分症群

・若年者の抑うつ症群

・高齢者と気分症群

・女性と気分症群

・退行期メランコリー(精神症性うつ病)

・気分症群と身体疾患

・気分症群と自殺

・気分症群と創造性

・気分症群の精神鑑定

3章 病態

・抑うつ症群のバイオマーカー  

・抑うつ症群のゲノム研究

・抑うつ症群の画像研究

・双極症または関連症群の生物学的研究

・双極症または関連症群のゲノム研究

・文化社会

・大規模臨床試験

・気分症群と産業精神衛生

4章 治療

・治療総論

・心理教育

・抑うつ症群の薬物療法

・双極症または関連症群の薬物療法

・気分症群治療の重要なメタ解析

・抗うつ薬,気分安定薬の作用機序

・認知行動療法

・対人関係療法

・森田療法

・作業療法

・力動精神療法

・抑うつ症群の治療ゴールと再発予防

・気分症群の復職支援

・気分症群における支持と共感

・マインドフルネス認知療法

・電気けいれん療法

・これからの検査診断・治療法

・ITの活用 ほか

著者略歴

編:神庭 重信
編集主幹・本巻担当編集:神庭重信(九州大学名誉教授)
監:松下 正明
監修:松下正明(東京大学名誉教授)

ISBN:9784521748214
出版社:中山書店
判型:B5
ページ数:504ページ
定価:15000円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ