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ひいたんぴょんさん

著:笑福亭 鶴笑
絵:よしおか アコ

紙版

内容紹介

小学生のひいたんは、とにかく外に行くのが大きらい。家の中で絵を描くのが大好きな女の子です。ある日、いつものようにひとりでお絵かきをしていると、ひいたんの目の前にようかいのぴょんさんが現れます。ぴょんさんは色々とゆかいな作戦を企て、いやがるひいたんを外へ連れ出そうとします。一日中、外で楽しく過ごしたひいたんは「ぴょんさんといっしょなら、お外もわるくないわね…」と思いました。ところが次の日、ひいたんはまたまた外に行くのがおっくうになってしまいます。すると今度は、ぴょんさんが一芝居を打ち、外に行くのをいやがるふりをします。その様子を見ていたひいたんは、いやがるぴょんさんの手を引き、「お外も楽しいよ!」と外に連れ出し……。笑顔で互いを思いやる女の子とようかいのあたたかな心の交流。ひきこもり相談外来で有名な三家クリニックの三家英彦医師による寄稿文を巻末に掲載。
近年、学校や家庭において「いじめ」や「ひきこもり」の問題が話題になっています。子どもたちは、嫌なことや怖いことがあれば、最初は必死になって抵抗します。しかし、どうしようもなくなったら、つらい現実や周りの人から自分を切り離し、心の中に閉じこもります。本書は、そんな困難な状況に置かれた子どもたちに、そっと優しく寄り添い、心を解きほぐす作品を目指しています。

著者略歴

著:笑福亭 鶴笑
落語家。兵庫県出身。六代目笑福亭松鶴に入門。上方落語協会所属。1998年、手作り人形を使った「パペット落語」を考案。2015年、厚労省/児童福祉文化財特別推薦受賞。近年、SDGsをテーマにした環境落語を創作し、地球の環境保護問題に取り組む。絵本の楽しさを伝える「大人の読み聞かせの会」なども開催。著書に『世界は広くてせまくて、やっぱり広い!~お笑い海外武者修行記~』(ヨシモトブックス)がある。
絵:よしおか アコ
大阪府守口市出身。大阪デザイナー専門学校卒業。デザイン制作会社勤務を経て、イラストレーターとして独立。
大阪のギャラリーThe 14th moonを拠点に個展を多数開催。2017年、デビュー作『すまいる』[作:かくまさみ](出版ワークス)を出版。2018年、『ぼくは くいしんぼう仮面』[原作:くいしんぼう仮面](出版ワークス)を出版。

ISBN:9784907108557
出版社:出版ワークス
判型:AB
ページ数:34ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年05月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA