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私たちはふつうに老いることができない

高齢化する障害者家族

著:児玉 真美

紙版

内容紹介

いま障害者の親たちは老いによる心身の衰えを実感し、我が子の生活を支えることに限界を感じ始め、すでに自身が病んだり要介護状態になりながら支えているケースも多い。親たちの聞き取りをもとに実情と支援のあり方を考える。

目次

 まえがき

第1部 これまでのこと

 第1章 障害のある子どもの親になる
 第2章 重い障害のある子どもを育てる
 第3章 専門職・世間・家族
 第4章 「助けて」を封印する/させられる
 第5章 支えられ助けられて進む

第2部 今のこと

 第1章 母・父・本人それぞれに老いる
 第2章 多重介護を担う
 第3章 地域の資源不足にあえぐ

第3部 これからのこと

 第1章 我が子との別れを見つめる
 第2章 見通せない先にまどう
 第3章 親の言葉を持っていく場所がない
 第4章 この社会で「母親である」ということ

 あとがき

著者略歴

著:児玉 真美
英語の教師(高校・大学)として勤務の後、現在、翻訳・著述業。長女に重症重複障害がある。日本ケアラー連盟代表理事。主な著書に『私は私らしい障害児の親でいい』(ぶどう社)、『海のいる風景―重症心身障害のある子どもの親であるということ』(生活書院)、『死の自己決定権のゆくえ』(大月書店)。

ISBN:9784272360932
出版社:大月書店
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS