出版社を探す

講談社+α新書

内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法

著:スーザン・ケイン
訳:古草 秀子

紙版

内容紹介

成功する人は外向型という常識を覆した、全米ミリオンセラー。
●内向型な人がもつ豊かな創造性●共同作業が創造性を殺す●自分を裏切らずに人とつきあう方法●「リーダーは外向型」はウソ●オープンオフィスは生産性を阻害する他
内向型の人とは、喋るよりも他人の話を聞き、パーティで騒ぐよりも一人で読書をし、自分を誇示するよりも研究にいそしむことを好む人のことだ。アメリカ人と言えば、社交的で自己主張が激しそうなイメージがあるが、実際にはその三分の一が内気でシャイな内向型だという。これはアメリカに限ったことではない。

外向型が重視されるアメリカにおいては、内向型の存在感は薄く、出世競争でも不利になりがちだ。本書は、内向型が直面する数々の問題を浮き彫りにするとともに、あまり顧みられることのない内向型の強みと魅力を明らかにし、その個性を伸ばして生かす方法を模索する。

同時に、外向型の欠点や問題点を挙げ、外向型の人は企業のトップにふさわしいか、チームで作業するやり方は本当に効率的なのか、などの問題も議論する。

*本書は2013年に刊行した『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』(講談社+α文庫版は『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』)を原著者の承諾を得て再編集した縮約版です。

目次

序章 これほど違う二つの性格
1章 ”誰からも好かれる人”が生まれた理由
2章 ”カリスマ的リーダーシップ”という神話
3章 ”共同作業”が創造性を殺す
4章 性格は運命づけられているのか?
5章 生まれつきと自由意志
6章 なぜ”クール”が過大評価されるのか?
7章 報酬志向と脅威志向が運命を分ける
8章 あえて外向的にふるまうのなら
終章 不思議の国へようこそ

著者略歴

著:スーザン・ケイン
プリンストン大学卒業、ハーバード大学ロースクール修了。ウォール街の弁護士を経て、ライターに転身。『ニューヨーク・タイムズ』『ウォールストリート・ジャーナル』紙、『アトランティック』誌などに寄稿するほか、企業や大学などでコミュニケーション・交渉術の講師を務める。TED2012の”The power of introverts”と題された講演は2500万回以上インターネットで視聴され、ビル・ゲイツお気に入りの講演の一つとして紹介されている。本書は1作目の著書で、すでに40言語に翻訳され、アメリカでミリオンセラーとなった。
訳:古草 秀子
青山学院大学文学部英米文学科卒業。ロンドン大学アジア/アフリカ研究院(SOAS)を経て、ロンドン大学経済学院(LSE)大学院にて国際政治学を学ぶ。訳書に、ヘックマン『幼児教育の経済学』、レイソン『シンドラーに救われた少年』、グローガン『マーリー』、カーソン『失われた森』、ピアス『水の未来』、パーキンス『エコノミック・ヒットマン』など多数ある。

ISBN:9784065198070
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP