角川ソフィア文庫
くさいはうまい
著:小泉 武夫
内容紹介
納豆、熟鮓、ホンオ・フェ、キビヤック、シュール・ストレンミング……この世界には、強烈なにおいを放つ食べ物がある。未知なる発酵食品を求めて東奔西走する著者が、失神寸前になりながらも、かぶりつく!
発酵学の第一人者・小泉武夫が「くさいはうまい」をテーマに語るエッセイ集。味・におい・文化の魅力たっぷりの発酵ワールドへ読者を誘う。
第1章では、今注目を集める甘酒など、身近な発酵食品を、科学と歴史の両面から迫る。
第2章「くさいはうまい」は、著者が世界各地で体験してきた、くさいにまつわる強烈なエピソードを紹介。
さらに、ノンフィクション作家・高野秀行氏との「くさい」食べ物対談を新たに収録する。
(目次・抜粋)
滋養たっぷり物語…甘酒/味噌/パン/キムチ/発酵豆腐/くさや/納豆/チーズ/ヨーグルト
くさいはうまい…臭い肉、臭い酒/臭い鳥/大根と沢庵/山羊と羊/激烈臭発酵食品/臭い魚
高野秀行氏との対談…対談は西アフリカの納豆から始まる/世界一臭い納豆の登場/南米のカエルを飲み干す/強烈なにおいの熟鮓コンテスト/なぜ二人は発酵を追い求めるのか など
目次
はじめに
第1章 滋養たっぷり物語
甘酒
味噌
漬け物
パン
キムチ
発酵豆腐
くさや
糸引き納豆
塩辛納豆
食酢
チーズ
乳酒
ヨーグルト
発酵茶
熟鮓
麹
発酵肉
ナタ・デ・ココ
鰹節
酒粕
ピクルス
魚醤
テンペ
第2章 くさいはうまい
臭い肉、臭い酒
虫も臭かった
チーズは猥褻である
臭い鳥
葷
大根と沢庵
臭い果物
山羊と羊
野生動物いろいろ
激烈臭発酵食品
臭い魚
さらに臭い魚
中国熟鮓の旅
第3章 発酵食品を探検する
対談は西アフリカの納豆から始まる
世界一臭い納豆の登場
強烈な熟鮓は日本全国にあった
催涙性食品は嗅ぐと意識が遠のく
油で揚げる前のものを出してはいけない
南米のカエルを飲み干す
接吻は微生物の交換である
樽から出てきたのは真っ黒いチーズだった
タガメは洋梨の香りがする
強烈なにおいの熟鮓コンテスト
なぜ二人は発酵を追い求めるのか
ISBN:9784044005955
。出版社:KADOKAWA
。判型:文庫
。ページ数:256ページ
。定価:880円(本体)
。発行年月日:2020年05月
。発売日:2020年05月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT。