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中公文庫

ナチス軍需相の証言 上

シュぺーア回想録

著:アルベルト・シュペーア
訳:品田 豊治

紙版

内容紹介

私の青春の歓びと栄光も、それから後の恐怖と罪も、ともに彼のおかげである――学生時代に演説に魅せられナチス入党、建築家としてヒトラーの厚い信望を受け、ベルリン都市計画、党大会演出に関わり、一九四二年には軍需相へと抜擢された側近が、ニュルンベルク裁判での有罪判決後、獄中で綴った手記。

『第三帝国の神殿にて』を改題



(目次より)

  日本語版によせて

  まえがき

第Ⅰ部

 第一章 少年時代

 第二章 召命

 第三章 転機

 第四章 私の触媒

 第五章 誇大妄想の建築

 第六章 最大の依頼

 第七章 オーバーザルツベルク

 第八章 新しい総統官邸と一九三八年

 第九章 ある日の総統官邸

 第十章 鎖を解かれた帝国

 第十一章 「地球」

 第十二章 破局のはじまり

 第十三章 戦争と芸術

第Ⅱ部

 第十四章 新しい任務へのスタート

 第十五章 臨機応変の組織

 第十六章 手おくれ

 第十七章 総司令官ヒトラー

 第十八章 陰謀の渦

著者略歴

著:アルベルト・シュペーア
アルベルト・シュペーア

一九〇五年にマンハイムに生まれる。ミュンヘン工科大学卒業後の一九三一年、ヒトラーの演説を聞き、国家社会主義ドイツ労働者党に入党。ニュルンベルク建設総監、ベルリン都市計画立案責任者などを歴任。一九四二年に軍需相に任ぜられ、以後、戦争工業の推進者的役割を演じる。一九四六年、ニュルンベルク裁判で禁固刑を宣告され、一九六六年までシュパンダウ刑務所に服役。一九八一年没


品田豊治

一九一三年生まれ。三五年上智大学経済学部卒業、ドイツ・ミュンスター大学に留学。帰国後、上智大学経済学部講師。戦後は吉田内閣国務大臣秘書官、国会図書館館長次室長などを歴任。五八年上智大学名誉教授。九四年没。

ISBN:9784122068889
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:496ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1DFG