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中公新書 2594

マックス・ウェーバー

近代と格闘した思想家

著:野口 雅弘

紙版

内容紹介

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『仕事としての政治』などで知られるマックス・ウェーバー(一八六四~一九二〇)。資本主義の発展や近代社会の特質を研究し、政治・経済はじめ、幅広い学問領域で活躍した。本書は、彼の生きた時代と生涯をたどりつつ、思想のエッセンスを解説する。彼の「近代」への思索は今、何を問いかけるのか。没後一〇〇年という節目に、巨人の遺産に向き合う。

著者略歴

著:野口 雅弘
1969年東京都生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。哲学博士(ボン大学)。早稲田大学政治経済学術院助教、岐阜大学教育学部准教授、立命館大学法学部教授などを経て、現在、成蹊大学法学部教授。専門は、政治学・政治思想史。著書に、『闘争と文化――マックス・ウェーバーの文化社会学と政治理論』(みすず書房,2006)、『官僚制批判の論理と心理』(中公新書,2011)、『忖度と官僚制の政治学』(青土社,2018)。訳書に、シュヴェントカー『マックス・ウェーバーの日本――受容史の研究1905-1995』(共訳,みすず書房,2013)、ウェーバー『仕事としての学問/仕事としての政治』(講談社学術文庫,2018)、ノイマン/マルクーゼ/キルヒハイマー『フランクフルト学派のナチ・ドイツ秘密レポート』ラウダーニ編(みすず書房,2019)ほか

ISBN:9784121025944
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:276ページ
定価:860円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB