カクテルキス文庫
嘘の欠片
著:栗城偲
絵:一夜人見
紙版
内容紹介
「……最悪」寝ぼけてキスした相手が峯井だったと気づいた呉村が、そう呟いた。それ以来、親友だった呉村への片思いが苦しくなって、高校卒業後、違う進路を選び連絡を絶った峯井。看護師として勤務して十年。三十路を過ぎた今でも呉村を忘れられず、彼とキスをする夢を見続ける日々。もう諦めたいと思っていた矢先、峯井の勤める病院にやってきた看護師が呉村で…? 何もなかったかのように接してくる呉村に戸惑うが…。「今度は、逃がす気ないからな」一途に拗らせる十年愛